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イタリア人の朝食時に突然訪問させてもらい、何を食べているのかジロリと見せてもらうシリーズですが、今日はイースター当日の朝ごはんにお邪魔させていただきました。
前回まではこちらです。
イタリア人の朝ごはん スウィーツてんこ盛り 美食の国の朝ごはん その1 こちら
イタリア人の朝ごはん スウィーツてんこ盛り 美食の国の朝ごはん その2 こちら
朝から甘いものを食べている国、イタリア。
一緒にその甘~いケーキの数々をたっぷりと堪能させていただきましたが、食べ過ぎて気持ちが悪くなり、イースターの日の主役でもある昼食が入らなくなりそうになる恐ろしいハプニングが!
仕方がないので重い腹をかかえ、消化を助けるために海へ散歩に行きました。
その散歩途中で撮影した美しい海の写真もお届けしたいと思ったのですが、長くなってしまうので次号の "イースーター当日の海辺の散歩。海の魅力について。" という記事に分けることにします!
それでは、朝ごはんの話題に戻ります。
イタリア語ではイースターはパスクア(Pasqua)といいます。
ヴァティカン市国もあるカトリックの国イタリアでは、イースターはクリスマス(ナターレ Natale)と並んで非常に重要な行事です。今日はそのイースターの日の朝ごはんです。
↑ イースター当日の朝ごはんのテーブルです。日本人には "おやつ" 時のテーブルセッティングに見えるかも。これが朝ごはんとは目を疑うよう。
↑ パンディスパーニャ(Pandispagna 直訳するとスペインのパン)というスポンジケーキです。
このまま食べても充分甘かったのですが、チョコレートを湯煎で溶かしたものを表面に塗って食べるととてもおいしいです。ふわふわの生クリームでもいいですよ。
この写真のものは、近所の人が家で焼いてイースターの前日にプレゼントしてくれたそうです。
↑ これはその名も "イースターのケーキ" です。イースターの日の朝ごはんに食べます。たっぷりとリキュールが染み込んでいて、香り豊かだがどっしりと重めのケーキ。これも手作りです。
↑ イースターにイタリア全土で食べられるハトの形をしたコロンバというケーキ。(コロンバ Colomba はイタリア語でハト)イースターの少し前から箱に入ってスーパーマーケットに並び始めます。
ハトのお腹から下を食べてしまったので、写真ではこの様なコミカルな形になっています。大きいハトや小さいハトのケーキもありますが、代表的なのは1個1キログラムの商品です。
と、ここまで立て続けにケーキを3種類食べたら気持ちが悪くなりました。
そこで、お口直しにチョコレートの卵を開けることにしました。チョコレートの卵は、イースターの日に25cmの中サイズのものを7個位皆で食べました。はっきり言って、食べ過ぎです。
↑ 写真でテーブルの上にある黄色いリボンをつけた、チョコレートの卵です。イースター用の卵で割って食べます。中は空洞でプレゼントが入っています。
↑ イースターにプレゼントするチョコレートの卵です。大きな卵は乳幼児位の大きさがあります。
ちなみに飲み物はハーブティーだったのですが、他の人達はハチミツをドバドバと入れて飲んでいました。さすがにハチミツを入れたら朝から血糖値が上がりそうなので、丁重にお断りしてハーブティーはもちろんストレートで!
全部食べ終わると、お決まりのエスプレッソ・コーヒーがでてきましたが、またもや砂糖を入れますか?と・・・。イタリア人は男女を問わず甘党の人多し。(日本でいう "甘党の人" はイタリアでは "普通の人" となってしまうかも!)
それでは次号にて、この朝食後に散歩に行った海の様子(ローマ近郊)をお届けしたいと思います!