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日本にいた頃、中華料理は北京ダックなどの高級なイメージがとても強かったので、イタリアの中華に入ってびっくりしました!
ところでイタリアで中華はというと、嬉しい庶民の味方!
給料日前などの金欠時に(そうでなくとも)家族一同で夕食に繰り出しても、お子様方はお父様の顔色を横目でチラリとうかがうことなく、メニューにあるものを心置きなく頼めるという、"激安レストラン"のイメージなのです。一番お安い料理は、1皿1ユーロ位からあります。 イタリアは地理的にも中国から遠いですし、日本で食べる中華料理の様に洗練されてはいませんが、素朴な味が楽しめると思います。
今日は、イタリア料理に飽きてしまった方への朗報です。
ローマに星の数ほどあるチャイニーズ・レストランでも、1皿に餃子を5つのせて出てくるお店はなかなかありませんが、このお店はムチムチプリ子の焼き餃子が5個出てきます!
↑ ムチムチです。餃子にラー油の様な辛いソースをつけて食べたい方は、"サルサ・ピカンテ"を持ってきて下さいと頼んでみて下さい。小鉢に入った唐辛子ソースがやってきます。
またイタリア人用に既にナイフとフォークがテーブルに出ていますが、お箸が欲しい方は、"バストンチーニ" 下さいと伝えてみましょう。餃子のお値段は、1皿5個入りで2.5ユーロ(蒸し餃子だと2.2ユーロ)で、チャーハンも1皿2.5ユーロです。
特筆すべきは、イタリアでは異例ともいえる早さで注文の料理が現れることです。(飛行機でいうとコンコルド級。一方、ナポリのレストランは紙飛行機級か?ナポリの皆さんすみません。でも食べ物は最高です!)
↑ その名もリーゾ・スペチャーレ(訳すと、"スペシャルなご飯")といって、醤油で炒めたチャーハンです。 1皿2ユーロ位。"位"というのは、またもやメニューに載っていないからなんですが・・・。
アバウトなイタリアでは、何でもアリ。食べたいものがあれば、遠慮なく聞いてみましょう!
↑ 手前は鶏肉とアーモンドの炒め物(ポッロ・アッレ・マンドルレ)3.8ユーロ。 右奥は、オーソドックスな酢豚で3.8ユーロ。そして、妙にキクラゲがたくましかった野菜炒め2.5ユーロ。普通に白いご飯も注文できます。
↑ お店手作りのレモンのシャーベット。中華でデザートといえば、アイスクリームのフライ(天ぷら)が有名ですが、この手作りシャーベットは本当においしいのでお奨め!
ソルベット・アル・リモーネ(Sorbetto al limone)といいます。1つ3.3ユーロ。
↑ 中に入ってます。
筆者の場合、中華は女の子同士(全く持ってそういう年齢ではありませんが)で長居したい時などに良く行きます。 イタリア人の利用は家族やカップルが多いですね。
イタリア料理に少々飽きてしまったという方は中華はお米やラーメンも食べれますので良いと思います。節約旅行者の方にもお奨めです。
それではインフォメーションです。
インフォメーション:
店名 中華料理、XIAN HEAN
住所 Circonvallazione ostiense, 72-78
電話 0039-06-5120558
オープン時間 午前11時~午後3時、午後6時30分~0時。
定休日 なし
*ご注意 オープンの時間は予告なしに変更になることもあります。お店のアクセスは良く、地下鉄B線のガルバテッラ駅(Garbatella)を出て道を渡ると目の前です。
リストランテ・チネーゼ(イタリア語で中華レストラン)はどこ?と聞いてみて下さい。ガルバテッラはコロッセオのあるコロッセオ駅から3つ南に進んだ駅です。 テイクアウトも可能です。