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ブログ100号スペシャル 私の思うイタリアの魅力。(イタリアの良いところ)

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2014年2月12日
公開日
2014年2月12日
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今日は100記事目となりました。

以前から100号目になる記事は、自分の好きなことを書きたいと思っていました。

何が最もふさわしいか色々考えてみたところ、今日は全ての記事の総まとめということで、"イタリアの魅力" について書きたいと思います。

それでは、筆者が感じた、イタリアの魅力(イタリアの良いところ)についてです。

多少、独断と偏見ですが、今日はどうぞお付き合い下さい。

-食べ物がおいしい。

⇒米や刺身も食べるので、一般的にイタリア料理は日本人の口にもあうはず。

-食費が安い。

⇒野菜、果物、肉が驚くほどの安さ。筆者の場合、果物は毎日1キロくらいは食べていると思います。(生ゴミの量がすごいことに)

-人が少なくてのびのび。

⇒人口は日本の半分。イタリアの国土面積は日本の約80%。丁度北海道本島の面積がイタリアには足りません。

-気候が良い。冬暖かく、夏は湿気が少ないカラッとした暑さで実に快適~!

⇒ローマの場合、冬はそれほど寒くなく、雪が降るのが30~40年に1回。

イタリアも夏は40度以上になることもあるが、じめじめしていないので不快な夏でないところが嬉しい。

-親日的である。

⇒日本人に対する感情は良いものがあります。

-ゴミは24時間出せる。

⇒ローマの場合、大きく分けると生ゴミ、プラスティック&缶、紙、リサイクルしたい洋服&かばんのコンテナーが数十メートルおきに道路にあり、いつでも好きな時に出せます。

捨てても捨ててもホームレスさんがすぐに現れてコンテナーからゴミを持って行ってしまいますが。出したばかりなのに無くなっていて、もうここにも引き取りに来たのか?とびっくりすることもあります。どこかで見ているのでしょうか?怖いです。

-本物が近い国。

⇒値段の付けられないような価値のあるものが、他の国に比べて、剥き出しで誰でも簡単に手に届くところにある国だと思います。あらゆる種類の文化遺産などです。

-水道水がおいしい!

⇒ローマの水道水はヨーロッパ一おいしい(真偽は不明)。

いずれにしてもイタリア一おいしいのは間違いなく、先月にはイタリアの高品質フードの一つとして、ローマのお水(水道水)も登録されることになりました。

-医療が充実しているので貧困者でも何とかなりそう。

⇒イタリアの医療制度は世界トップレベル。2つ前の記事に特集しました。こちら

-新聞がただで読める!

⇒ローマの場合、毎朝街中で数種類の新聞(Leggo, Metro, City など)が通行人に配布されています。(日本のポケットティッシュの配布感覚かな)

-花粉症がない!

⇒人によっては出る人もいますが。

筆者は、日本では長年スギ花粉症に激しく悩まされてきたのですが、イタリアでは花粉症の類は一切出ません。花粉症でお悩みの方は、2~4月はイタリア旅行をお楽しみ下さい。

-食品加工品やパッケージされたお菓子の種類が少ない。

⇒売っていないので結局自分で作る羽目になりますが、良く考えるとそれの方が健康的かも。

-山あり、海あり、島あり、火山あり、湖あり、温泉あり。

⇒日本と似ています。本当に楽しい観光ができます。

-大人も楽しめる国。

⇒大人だからこうしなきゃ(でないとみっともないでしょ)という感覚が欠如している。大人も楽しみたいように楽しめば良い。

-家族、親戚、友人の絆が異常に強い。

⇒基本的にコネ社会の国なので人間関係を非常に("非常に"を5回くらい書いておきます)大切にします。家族、親戚とはべったり。

イタリアの両親は子供を甘やかし、子供は子供だから、息子が60歳になっても何でもやってあげたいイタリアのお母さん。

-抜け道がどこにでもある。

⇒法律さえコロコロ変わり、あってない様なもの。これは決まりで決まっているから絶対不可能ということはイタリアではないと思われる。これによって救われる事もかなりあり。

-男性が優しい。

⇒もちろん男女の区別はありますが、日本的な男の後ろを付いて来いという感じではなく、パートナーとして女性を尊重。一般的に情が深い。

-自分に素直に生きれる。世間体を気にしない。

⇒世間や人の目を気にしない人達なので、自分が生きたい様に生きればいいじゃないという国。こうすると人様が笑うからとか、近所の人の目があるから・・・とか基本的に思わない(思いつかないといった方が正確かも)。

年齢や性別にもタブーがないと思われます。78歳でも堂々と新しい恋人をみんなに紹介する近所のおじいさんにはびっくり。(びっくりしたのはそれを聞いた外国人だけ!)

常識にこだわらないので歴史的にも天才、奇人を輩出し続けてきたのかもしれない。

-人々はやたら褒め上手である!

⇒イタリア人はとっても褒め上手。

イタリア語学習者はご存知かもしれませんが、ちょっとできると大袈裟に褒めてくれますよね。これが外国語学習の初期には大きな心の支えになるのです。(今後も頑張って続けられるかどうか)

イタリア人はとにかく人を気軽に褒めます。すごい、素晴らしいすぎる、良くやったね!、あなたは最高!等々。

-楽観的だ。(だから陽気)

⇒今日まで何とかなったのだから、明日も大丈夫だと思っている。どうなるかは天におまかせ~。

ということで、思いつくままに書き出してみました。ひょっとすると、まだ書き足りないところもあったかもしれません。

昔、ヨーロッパを旅行した時感じたのは、イタリアのホームレスは生き生きとしているということでした。ホームレスが楽しそうな国というのも何だか変ですが、不思議な雰囲気がありました。これは今でも変わっていません。

生真面目にがんばっている日本人と、人生を楽しんで生きているイタリア人の平均寿命が同じだなんて神様は不公平だとちょっと思ってしまいます。(しかも男性はイタリア人のほうが長生き)

日本人の真面目さは素晴らしいですが、あまり真剣に考え込まず、捨てる神あれば拾う神ありなので何とかなるさ!という気持ちで、彼らの様に、前向きに人生を楽しむ事も大切なのかもしれませんね。

世界には日本人よりお固く、真面目な国民はいません。日本にいると、日本人を尺度にして考えてしまいますが、日本が特殊な方なのです。

今を楽しむ事と人事を尽くして天命を待つという姿勢は、イタリアからいただいた大きな宝物です。

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