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年末年始を過ごしたナポリについて、旅行ヒントなどを交えてお届けしています。
前回 その1では、ナポリの悲惨なゴミ状況と、まゆ毛犬の様な顔をしたお姉さんにからまれた事などについて書きました。(シリーズですので、その1も併せてご覧下さい)
ナポリの街は汚くてびっくりしますが、食べ物はどこのお店に入っても本当においしかったです。特に魚介類がとてもいけると思いました!
ナポリに到着する旅行者の大半が利用するナポリ中央駅(鉄道と地下鉄の駅)の近くにある食堂にふらふらっと入ったところおいしかったので、写真でご紹介したいと思います。
お店の名前はRistorante Avellinese といって、住所は Via Silvio Spaventa 31-35番地で、位置的には駅のすぐ南側にある通りです。徒歩3~5分。駅の近くなのに店内は静かで落ち着ける雰囲気でした。
いわゆる町の食堂(イタリア語でトラットリア)であり、外から覗いて地元民しかいなさそうな店なので、きっと安くておいしいだろうなと思い入りましたが正解でした。
地元民しか入らなさそうな店はイタリア語しか通じないことが多いのが困った所ですが、言葉が分からなくても隣のテーブルの人がおいしそうなものを食べていたら、指を指してあれと同じもの下さい!とニッコリかわいく注文してみて下さい。このお店は典型的なナポリ料理を出します。
↑ 日中に町の市場などで売っているアサリ(イタリア語でヴォンゴレ)を見て新鮮でとてもおいしそうだったので、まずはヴォンゴレのスパゲッティ(Spaghetti alle vongole)を頼んでみました。1皿5ユーロです。
野菜不足かもと思い、野菜サラダ(写真奥)も頼みます。イタリアでは作り置きドレッシングはなく、サラダはテーブルに来たら各人でお好みでオリーブオイルや塩、バルサミコ酢をかけます。
↑ 魚介類のフライを頼んでいる他のお客さんがおいしそうに食べていたので、注文してみました。1皿5ユーロ位だったと思います。2人で食べました。イカが柔らかくて甘くて最高でした。レモンを絞って、少々塩をかけていただきます。写真中央はナポリのパンです。ローマのパンと全く違い、たいそう塩気が強いパンでした。おいしいのに辛くて1個しか食べられませんでした。塩辛いものが好きな人にはぴったりのパンです。イタリアではお食事はパンでお供します。サラダの葉っぱを食べた後に、お皿にオリーブオイルが残ってしまったら、パンで拭って食べてもおいしいですよ。
↑ アカザ海老のリングイーネ(細いきしめん状のパスタ)を頼みました。6.5ユーロです。海老のだしが良く出ていました。
デザートはメニューになかったのですが、「何かありますかね?」と聞いてみると、シチリア島の郷土菓子カッサータがでてきました。イタリアではメニューに載っていなくても、何か持ってきてくれる事もあるのでとりあえずお店の人に聞いてみて下さい。
カッサータとはリキュールを染み込ませたスポンジケーキとリコッタチーズを重ねてあり、砂糖の衣で全体を包んである甘いケーキです。カッサータは今日は3ユーロでいいよということでした。
↑ 野菜も色々あります。今回の夕飯のお会計は2人で30ユーロ位だったと思います。日本人の女性なら充分な量が食べられます。隣のおじさんも毎晩一人で晩酌に来ているようでした。(店主との会話の様子から)
ごはんがおいしいと幸せな気持ちになりますよね!
それでは次回はその3 ナポリの "かわいいかわいいお魚屋さん!(でも人はかわいくなく怖かった)" に続きます。