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無料開放日、決定!イタリア全土の美術館・博物館・遺跡に有効。

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2013年9月16日
公開日
2013年9月16日
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ヨーロッパでは、文化遺産などを国民に深く知ってもらうために、毎年1回、9月頃に開催されるヨーロッパ文化遺産の日ですが、今年イタリアは9月28日(土)に設定されることになりました。

このヨーロッパ文化遺産の日は今年で22年目となるイベントです。例えば、パリ市では9月14日、15日に行われたようで、国によってはもう終わってしまったところもあるようです。寒くなる国では9月の早めの時期にやってしまうようですが、南欧イタリアでは例年、9月の最終週末に行われています。

イタリアでは、この日9月28日は国立美術館・博物館・考古学遺跡などに無料で入場でき、夜間の特別開放も行われます。

夜間開放は20~24時までですので、日中、別の場所の観光で忙しい人も夜のロマンティックな遺跡などを存分に楽しめ、観光客の皆さんへの大プレゼントです。

また、イタリアの遺産をより身近に感じてもらうために、各施設では講演会、イベントなどがこの日のみ、特別に行われます。

↑超一級美術品が保存されているイタリアの国立美術館。ローマ美術を知るならここ、ローマ中央駅テルミニ駅前のマッシモ宮(ローマ国立博物館)。

実はこの日のプログラムはまだ作成中でして、イベントに参加する国立(私立もイベントに参加するところも)の美術館・博物館・考古学遺跡の最終的なリストができていません。情報は日々更新中とのことですが、ローマでは毎年、カラカラ浴場や、国立美術館は無料ですので今年も特別問題がなければ、そのようになるかと思います。イタリア各地にある美術館・博物館でも同様です。

今日現在の情報では、ローマ市庁舎のあるカンピドーリオ広場にある、カピトリーニ美術館のみ入場料を徴収することになっているようです。入場料は通常11ユーロですが、3.5ユーロになります。カピトリーニ美術館は大きくきれいで、ローマの心優しき雌オオカミちゃん像(過去記事)もありますので、お奨め美術館です。

無料施設の情報は変更される可能性もありますので、ご注意下さい。

↑ヨーロッパではイタリアのみが学校で西洋美術史が必修科目となっています。身近にある文化遺産を知りましょう!ということでしょうね。

↑大昔のローマ人が使っていた、現存している中で一番古いカレンダー!(Fasti Antiates)このカレンダーは紀元前84~55年頃に使われてたんだよ。1年が13ヶ月あるみたい。何故って、まだ今みたいなカレンダーは出来ていなかったからね。やっぱり暦がないとね、人と会う予定もたてられないよ。ローマ近郊のアンツィオより出土。美術館で見ることができるよ。

ちょっとイタリアまで行くことができない~なんていう人は、現在東京の国立西洋美術館にて、イタリアルネッサンス時代の3大巨匠の一人、ミケランジェロ展(こちら)が行われていますので、イタリアの文化に触れてみてはどうでしょう?

今回は、イタリアのフィレンツェから今まで門外不出とされた、15歳のときの彫刻、"階段の聖母"が初来日しています!先月まで行われていた福井県立美術館では入場者数が8万人を超す新記録となったそうです。ミケランジェロは誰か?についてはこちらです。

それではまた!

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