キーワードで検索
面白い話を思いだしました。数年前に、ある家庭のクリスマスの夕食に呼ばれ、当初はディナーは所有しているクルーザーの上でやりましょうということだったのですが、当日海が荒れていたので、夕食会は家の中で行われることになりました。船の上での食べ物はピザぐらいだよと聞いていたので、今だから告白しますが甘く見ていました。
↑フルーツポンチの上にジェラートをのせて食べるとおいしいです!
ディナーは夜8時から始まったのですが、"前菜"の前の"前菜"というものから始まり、次から次へとでてくるわでてくるわで、最後のデザートが運ばれてきたのは夜中の1時過ぎ。
驚いたのは、食卓について5時間が経過しているのに誰も途中リタイアをしないことです。80歳近くの方も数名いました。ついに筆者は0時頃、「お奉行様、どうかもうご勘弁を!」と途中棄権をしてしまいました。その後はお腹が一杯で食べれないので、食べているところを見ているだけでした。
やはり日本人の胃袋に限界はあったのだ。過信してはならぬぞ!と知ることになったのです。
食べるだけでなく、飲む方の量も(主にワイン)、もうバケツで飲んで下さいと思う程だったのですが、食事中に同席者の一人が、赤ワインを真っ白なテーブルクロスにうっかりこぼしてしまい、一瞬だけでしたが顔面蒼白になってしまいました。
その時、家の御主人が対応してくれた方法は驚く無かれ、すぐに白ワインをぶっかけることです。
あら、ついに酔っぱらっちゃったかしら?と思ったのですが、赤ワインに白ワインをかけると、嘘だと思うかもしれませんが、染みはとれます。
イタリアではワインにはワインをもって制すのであります!
白いシャツでも同様です。タオルにたっぷりと白ワインを浸して、赤ワインの染みをぽんぽんとたたいて下さい。
以上は食事中にこぼしてしまった時に、とりあえずは白ワインを使って急場を凌ぐ応急処置方法です。
食事が終わったら、赤ワインに含まれる色素のポリフェノール等が完全に定着してしまう前に下記の方法をとり、それでも染みが落ちなければクリーニング屋さんの染み抜きサービスを利用して下さい。ホテル滞在であれば、フロントの人に尋ねると教えてくれます。
日本であっても、家庭内での食事中のハプニングなら、冷蔵庫の中に料理用の安い白ワインがあると思います。
わざわざ染み抜きの為に高価な白ワインを開けてしまうと、何だか赤ワインも白ワインも飲む結末になってしまいそうです。ちゃんぽんにして飲むとウシシと悪酔いしてしますのでとても危険です。
赤ワインの染み抜き方法:
(生地が羊毛の場合)ワインの染みを塩で覆った後、塩ごと軽くもんで水で洗い流す。
(生地が綿の場合)ワインの染みを塩で覆った後、塩ごと軽くもんで水で洗い流す。その後、温めたレモンの絞り汁をかけ、小さな歯ブラシなどで布地をこする。
すぐに対応すれば染みはきれいにとれますので、緊急時用に頭の片隅にでも置いておいて下さいね!