キーワードで検索
夏のバカンスへ行って来ました。
ありきたりの説明では面白くないので町の観光案内はガイドブックにお任せするとして、ここではあえてイタリア人のバカンスでの遊び方や過ごし方をご紹介したいと思います。
イタリアではこの時期、会社の夏季休暇を2週間~1ヶ月程取り、バカンスを楽しみます。ローマも今週辺りから大分人が少なくなってきました。町からローマ人(イタリア人)が消えていく時期のピークは8月15日頃です。
イタリアのプールは床面が傾斜や段差で深さに差をつけていることが多く、浅いところでは120cm、深いところでは225cm程度あります。スイムキャップ着用は義務です。海のないウンブリア州ではプールで日光浴をしたりして遊ぶことも多いです。
ウンブリア州(イタリア中部)にあるペルージャに住む友人と、スポレートなどの古都を車で訪ねる旅をしました。"イタリアの緑の心臓"と呼ばれるウンブリア州はイタリア半島の真ん中辺りに位置し、丘陵地帯に緑があふれるとても美しい州です。
サッカーの中田選手でも有名な州都ペルージャはローマとフィレンツェの中間に位置し、筆者は3年近く住んでいた事もあり、個人的にもリラックスできるイタリアの町の一つであります。
今回はサソリの襲撃にも会うことはなく、リラックスすることができました。
ペルージャにある外国人大学の屋上より。世界遺産 サン・フランチェスコ聖堂とそのゆかりの地で知られるAssisi アッシジ (ぺルージャの東25km) もペルージャから鉄道で20~30分です。
まずは手始めに、35度という炎天下の中でしたが、2日間に渡ってペルージャの町の観光を行いました。イタリア人の友人達も筆者もペルージャは隅まで良く知っているので、今回特に目新しいものはありませんでしたが、ジェラート屋に"Choco Jazz チョコジャズ"という新しい味が加わったという新情報を入手した為、食べてみました。チョコレートとジャズフェスティバルはペルージャのいわば名物の為、おそらくそれらをイメージした味といえるでしょう。具体的にはチョコレートとピーナッツを混ぜたような味でした。最後にジェラートの上にピーナッツをごろごろとのせてくれます。
ほぼ全ての見所を訪れた2日目の夜20時にペルージャ近郊の小さな町の公園に集合して、カードゲームをすることになりました。20時を少し過ぎた頃、どこからともなく次々と20人程集まってきました。会社帰りの人もいるようです。
すぐに始めるのかと思いきや、何より食べることを尊重するイタリア人、まずはお食事でした。一人が早速、ピザの注文をとりはじめ、車で購入しに行きました。
筆者はPerugina (ぺルジーナ)という Margherita マルゲリータというトマトソースとモッツァレッラ・チーズでできているピザの上に、ソーセージを小さくちぎってのせたピザを頼みました。ぺルジーナというピザはペルージャでのみ味わうことのできるピザです。自然豊かな山岳地帯ペルージャでは山の幸を活かした食材が楽しめます。その他にはお土産にはBaci バーチというチョコレートが有名です。青い包装紙に包まれたチョコレートで、中にヘーゼルナッツが丸ごと入っており、おそらく誰でも1度は目にしたことがあると思います。
夜の2時にカードゲームは終了しました。
次回その2(こちら)につづきます。