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イタリア人の海の好きさといったらすごいです。
地元のお年寄りコミュニティのあるお婆さん(82歳)は先日、ローマからカプリ島まで自分で車を運転して、日帰りで一人でカプリ島の海で遊んできたそうです。ローマからカプリ島までは約270kmです。
イタリアはお年寄りも踊ったり(わりと激しく)、本当に元気だなと思います。
筆者も彼らのように海が大好きで、いままでにアドリア海側からティレニア海側までそれこそいろいろ試してきました。一人で海水浴に出かけた時などは、同じく一人で来ているご婦人と貸しビーチパラソルなどをシェアして、交代交代に貴重品を見張りながら海へ入ったり、おしゃべりなどをしながら楽しんだものです。
"水"そのものに癒し効果があるので、むしゃくしゃした時などは、山より海の方が緊張感を上手にほぐして洗い流してくれるそうです。おそらく、母の胎内にいた頃のことを覚えているのかもしれません。
イタリア人の場合、海で"泳ぐ"というよりも、砂浜に寝そべってのんびりしたり、日焼けをしたりするのが目的なので(特にヨーロッパ人には太陽に対する強い憧れがあります)、イタリア人の友達と海へ来ても日中はずっと本を読んでいて、帰る頃にやっとちょろっと海へ入ったりすることが良くあります。
この国では、"美白"とは無縁であり、そばかすやシミを気にせずやりたいことを楽しむ姿は豪快です。
こんがりオリーブ色の肌は、健康的、若々しい、セクシー、バカンスをとっている(すなわち金銭的にも余裕あり)などなどいろいろポジティヴなことを連想させるので、イタリア女性は老いも若きもこぞって日焼けします。
イタリア人は夏のバカンスを長くとること(2週間~1ヶ月)で有名ですが、周りを見回しても、ローマに住む人が別荘として購入するバカンスの家はやはり海の近くが多いかなと思います。
ローマっ子が良く行く海は、Ostia (オスティア)、Anzio(アンツィオ)、Nettuno(ネットゥーノ)、Santa Marinella(サンタ・マリネッラ)、Sabaudia(サバウディア)、Sperlonga(スペルロンガ)などがあり、ローマから地理的に一番近い海はOstia (オスティア)の海で、中心部から約28km、車か電車で30~40分程で到着です。
近いので、ローマっ子は冬でも浜辺の散歩をしに行ったり、夕飯を海辺のレストランでとったりして、結局一年中行っています。
今回はSanta Severa(サンタ・セヴェーラ)の海をご紹介します。ローマから北へ電車で約1時間で到着です。
少し波が高かったので、海底の砂が舞い上がり水の色が濁って見えますが、普段はもう少し綺麗です。
リクエストがあれば、インフォメーションと行き方をお送りします。
無人駅で下車して、徒歩15分で砂浜に到着です。駅にも洗濯物が!ローマから切符は片道4ユーロ。
海の真ん前には、11世紀に建設の有名なお城があります。
*この記事のタイトルをクリックしてページ一番下に行くと地図でサンタ・セヴェーラの位置を確認できます。