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いよいよ蚊の出る季節となって参りました。
さて、ごくごく最近、網戸をつけるという発想がでてきましたが、基本的にイタリアの家には網戸はありません。というのも、それまでイタリアにいた蚊はどちらかというと "やる気のない蚊" でして、それほどしつこくなく、あまり問題になることもありませんでした。
ところが、2000年代の初め頃に、日本などにいる蚊(例のヒトスジシマカ)が観葉植物の容器部分に溜まった液体の中にボウフラとして紛れてイタリアに輸入され、そこから全国へ拡散が始まりました。(たしか蚊第1号はジェノヴァだったと記憶しております)
イタリア厚生省が作っている蚊対策 緊急マニュアルにも 「この新参の獰猛な蚊は日本から!」と日本の旗入りで紹介されているではありませんか!このマニュアルは良くできていて、蚊の生態を図解で勉強することができます。
私がイタリアに来た頃はこの新タイプの蚊はいませんでした。あの頃は、むしろサソリの出現の方が脅威でした。
とはいっても、日本に比べたらローマは全体的にはまだまだ蚊は少ないので、それほど心配しなくても大丈夫だと思います。下記に対策法を記します。
イタリアでは、夏、窓を開け放して寝ることが多いのですが、もちろん蚊も入ってきます。
2~3年前の夏、夜中にコウモリ>が間違って(希望)入ってきて筆者は大変恐ろしい思いをしました。(ご注意:森の中に住んでいるわけではありません。)
かわいそうに超音波が壊れていたのでしょうか?
ですので、ホテルであっても窓は全開にして寝ない方がよろしいかと思います。
イタリア語で蚊は Zanzara ザンザーラといい、名前からして陽気そうなイメージです。今日では、スーパーマーケットなどにはたいてい蚊対策のコーナーがありますので、もし蚊でお困りでしたら、店員さんにAnti zanzara アンティ ザンザーラとだけ伝えてみて下さい。
日本の蚊取り線香(うずまきのもの)や蚊よけスプレー、刺された後の塗り薬までそろっています。蚊よけスプレーは1本6ユーロくらいから購入できます。
筆者は日本の製品をいろいろ持って行って二夏程試したこともあるのですが、イタリアの蚊にはあまり効き目がありませんでした。
蚊よけスプレーの一例。懲りずに窓を全開にして寝たい時にスプレーして寝ています。