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イタリア マンマの味、メカジキごろごろパスタ。(レシピあり)

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2013年6月24日
公開日
2013年6月24日
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昼頃、近くの奥さんが電話をかけてきて「好物のメカジキが手に入ったので、まだ食べていなければ昼ごはんに食べに来ない? 脂がのっててうまそうなピチピチだよ。パスタにしてあげようか。」 ということでしたので、早速行って来ました。 イタリアのマンマ(mamma / お母さん)が作る、普通の家庭の味です。

筆者が大好きなメカジキはイタリア語では Pesce spada ペッシェ スパーダといいます。Pesce ペッシェ は魚で、spada スパーダ は剣や刀の意味です。おそらく、魚の容姿から来たものでしょう。 漁師のメカジキの捕獲方法が面白く、それも含めてメカジキを大好きになったのですが、長くなってしまいますので、レシピのみをみなさんにご紹介したいと思います。(メカジキをもう少し深く知りたい方はこちら

メカジキはシチリア島周辺にたくさんいるので、イタリアではメカジキの切り身を焼いたものも良く食べます。今回のパスタも典型的な地中海料理の一つと言え、1日目は切り身のグリルを食し、2日目はまた別の切り身を使って、パスタにしたりします。 今日のマンマからの伝言は、「メカジキのパスタの他にも、必ず野菜サラダと果物を食べて下さいね!」とのことでした。

メカジキがごろごろ入っていて食べごたえがありました。素材を良く活かしている感じがします。

食事中のアルコールは白ワインでお供しながら、パンと野菜サラダが2種類、その後デザートと果物、ナッツ類を食べ、よく冷やしたLimoncello(リモンチェッロ)というレモンから作った手作り食後酒を飲んで、最後にエスプレッソコーヒーで締めくくりました。

レシピ (だいたい3人分)

材料:

メカジキ 大きな切り身 1枚

にんにく (良くきざむ)

オリーブオイル(エクストラヴァージン) 少々

ケイパー(塩漬けのもので良く洗って使用) いくつか

唐辛子 少々

黒オリーブの実(Gaeta産のもの。なければ個性の強くないものなら良し)

アンチョビ(オイル漬けのもの) 1枚

ミニトマト(なくても可。洗って種を取り除いておく)いくつか

レモンの絞り汁 約1個分

生イタリアンパセリ(適当にきざむ) 少々

乾燥オレガノ(カラブリア州のものは最高に香り良し)少々

松の実 少々

塩(できれば精製してないもの)

パスタ(ソースがパスタの中に入って良くからまるように、スパゲッティなどの麺状のタイプのものより、写真のタイプのものが良し)

作り方:フライパンに油をひき、上記のイタリアンパセリ、メカジキ、パスタ以外の材料を入れて炒める。途中で、パスタの茹で汁を加えてさらに炒める。全ての材料に火が通ったら、ブロック状に切ったメカジキを加え炒める(炒め過ぎに注意)。仕上げにオリーブオイルを少々加えかき混ぜる。お皿に盛り付けたら、イタリアンパセリをパスタの上にちらす。

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