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オーストラリアは都市部にも野生動物が多く住んでいます。
メルボルンのシティ内にある公園にも、夜ともなればガサガサと夜行性のポッサムなどが現れます。
都会でもこのような状況なので、郊外ともなると大きめの州立公園には野生のカンガルーが生息しているのも珍しい光景ではありません。カンガルーの群れを横目にジョギングをするのも普通だったりします。
そして中でも住宅地でよく見かけるのが、ポッサムです。「北米に生息するオポッサムとよく混同されるようですが、分類学的には違う」(※)とのことです。
※https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%A0
実は以前からガレージのロールシャッターの中で音がするような気がしていたのですが、今年になってポッサムが住みついてしまっていることがわかりました。
毎朝シャッターをあげると、ぱらぱらと小枝が落ちてきていて、不思議に思っていました。どうやら寝床であるシャッターの筒状の部分に敷いていたようです。
ポッサムはかわいい見た目とは裏腹に、夜中に変な鳴き声をあげたり、庭の果物や野菜を食べてしまう食いしん坊なので、あまり好かれてない面もあります。
とはいえ法律で保護されており、また飼うことも禁止されています。
そんなある日、夜に裏庭にちょっと太めのポッサムが現れました。ふだんは機敏でリスのように木々を飛び回るのですが、なんだか「よっこらしょ」といった感じです。
そしてしばらくその姿を見かけないなと思ったら…
なんと!おかあさんになっていました。ぽっちゃりポッサムだと思っていたのですが、お腹に赤ちゃんがいたのですね。
お腹もすくだろうと思って、パンをあげてみたら一心不乱に食べていました。
やがてすくすくとポッサムの赤ちゃんも育ち、しばらくするとおかあさんから離れて動き回っていました。大きさからするとガレージに住みついてしまったのは、赤ちゃんの方みたいです。
現在は車を出すときにも、ポッサムに気をつけながらの日々が続いています。