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いよいよ本日2015年12月8日から、ローマは1年間の予定で "2015-2016 慈しみの特別聖年" に入ります。
今日12月8日は、イタリアは聖母マリア様の無原罪の御宿り(Festa di Maria Santissima Immacolata)の祝日です。カトリック教会では重要なこの日に特別聖年に入ります!
ヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の聖なる扉(25年に一度しか開かない)は午前9時30分に開きます。
↑ "Rome Jubilee 2015-2016 Let's go together" とあります。
ATAC社(アタック Agenzia per i Trasporti Autoferrotranviario del Comune di Roma )から、慈しみの特別聖年を記念した、バス、トラム、地下鉄の乗車券のスペシャルパックが限定発売されます。
このパックは、1回券(1.5ユーロ)が4枚とローマ市内の公共交通機関路線図がセットになったもので、お値段は7ユーロです。切符のデザイン等は写真をご参照下さい。
ローマのATAC社は何かイベントがある度に限定切符を発売します。
一番最近ではローマのサッカークラブの雄、トッティ選手の39回目の誕生日を記念して、"トッティ選手お誕生日限定切符"、昨年はローマ法王同時列聖式を記念した"スペシャル・エディションパパさま切符" を発売しました。
切符の購入は、市内のいくつかのタバコ屋、キオスクや、下記の11箇所のATACの地下鉄の切符売り場で購入できる予定です。
地下鉄A線:Anagnina駅、 Flaminio駅、 Lepanto駅、Ottaviano駅、Spagna駅、 Battistini駅。
地下鉄B線及びB1線: Ponte Mammolo駅, Termini駅、Eur Fermi駅、Laurentina駅、Conca d´Oro駅。
これらの営業時間は、月曜~土曜日は午前7時~午後8時、日曜と祝日は午前8時~午後8時です。
↑ 別の2枚の切符のデザインです。
この聖年にローマ及びヴァティカン市国を訪れる巡礼者・観光客は推定3300万人以上とされており、ホテルなどの宿泊所が足りなくなる可能性があると予想されています。この1年の間にご旅行の予定のある方は、なるべくお早めにご準備下さると安心かと思います。
カトリック教会で25年に一度開催される聖年は、ローマを訪れる巡礼者に特別の赦しを与える年で、大赦の年のことです。つまり聖年は罪の赦しとその償いの免除の年、互いに争っている人達の和解の年、様々な回心の年で、特別なお恵みがある年です。
前回の聖年は2000年だったので、次の聖年は2025年の予定だったのですが、今回は"特別聖年"(1年間)が出ました。
(聖年の開催例)
1900年:ローマ教皇 レオ13世
1925年:ローマ教皇 ピウス11世
1950年:ローマ教皇 ピウス12世
1975年:ローマ教皇 パウロ6世
2000年:ローマ教皇 ヨハネ・パウロ2世
先日のパリで起こった連続多発テロの件もあり、現在、ローマは安全の為、市内各所に軍隊が2000人以上配置されています。"聖年"は別名喜びの年ともいい、全ての人にとって回心するチャンスを与えられています。
このスペシャルで特別な機会にローマを訪れてみませんか?