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アッペンツェル・インナーローデンとアッペンツェル・アウサーローデン、そしてお隣ザンクト・ガレン周辺の特産品(?)のひとつ、Siedwurst(シートゥヴルスト)。
細挽きにした牛肉、豚肉や仔牛の肉に塩こしょう、唐辛子と玉ねぎ、そしてキャラウェイとガーリックで風味付けされているのが特徴です。
牛の腸に詰まったソーセージが2本つながった状態で売られていることが多く、アッペンツェル・アウサーローデンの店頭ではそのうちの50%くらいが生。
アッペンツェル・アウサーローデンのスーパーマーケットMigros(ミグロ)で見たSiedwurst。生です。
ミグロでパックされたものもありました。
チューリッヒでも、このパックされたものは店頭に並んでいます。
これはチューリッヒのCoop(コープ)で見た、生のSiedwurst。
例に洩れず、2本で1パック。
SiedwurstのSiedは「sieden=茹でる」から来ていて、軽く茹でて食べるのが一般的。
焼かないで茹でるだけのソーセージだなんて、お手軽で簡単!
70度くらいのお湯で30〜25分くらい茹でるのですが、お湯を沸騰させないのがコツです。
途中で裏返しにすると、まんべんなく熱が通り、しっかり温められます。
なんて、エラそうなことを言っていた矢先に・・・すみません・・・
さっき「お手軽で簡単!」なんて言っておいて、今日にかぎって失敗しました。
大爆発!
(写真がボケているのは、カメラが気を使ってモザイクみたいにしてくれたのでしょう)
まぁ、爆発しても味は同じ。気を取り直していただきます。
皮はちゃんとはがして食べます。
皮が大好きな私でも、噛み切れないくらいの厚さと堅さです。
この皮のはがし方、伝統を重んずる(?)アッペンツェルの人々の間では議論が今だになされていて、
「ソーセージをスライスしていって、その都度はがすんだ」
「いやいや、先っちょを切って、そこから絞り出すように押し出すんだ!」
と熱い(?)戦いが、熱いソーセージの前で繰り広げられているそうです。
その上、「美味しいソーセージにマスタードは必要ない」と言われているとか。
私は、粒マスターとをたっぷりつけて食べるのが好きですが、たしかに、ガーリックとキャラウェイの香りを楽しみたいならマスタードなしでもいいかも?
アッペンツェル地方のレストランでも普通にメニューにありますので、どうぞお試しください!
ちなみに、お肉屋さんで買うSiedwurstはスーパーのより断然美味しいです。
<値段>
Migros(生・240g)Fr. 4.90
Migros(パック・260g)Fr. 4.60
Coop(パック・240g)Fr. 5.40
(2016年2月28日現在 100円=約114.07スイスフラン)