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皆様、はじめまして。
この度、アッペンツェル特派員を務めることになりましたyorikoです。
アッペンツェル地方の溢れる魅力をお伝えできるよう、いろいろな所に足を運んで活きた情報をお届けしたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!
さて、「アッペンツェル」で検索して最初に出てくるのは何でしょうか?
もしかしたら、アッペンツェルという村(町)かもしれません。
これは、スイスにある26のカントン(州・準州)の1つ「アッペンツェル・インナーローデン準州」の州都アッペンツェルです。
アッペンツェル・インナーローデン準州の州旗。
カントンの中で1番人口が少なく、2番目に面積が小さいカントン。
そして、上の州旗と似ていますが、これはアッペンツェル・アウサーローデン準州の州
アッペンツェル地方はスイス東北部のオーストリア国境近辺に位置し、緩やかな牧草地の丘が広がる、牧歌的で美しい景色が特徴で、伝統的な要素が未だ色濃く残っている数少ない場所の1つです。
春のハイキングにて。
牛ものんびり日向ぼっこをしています。
代表的なものは、刺繍、レース、織物、カウベルなどの伝統工芸品、アルプホルンやヨーデルなどの伝統音楽など。
繊細なタッチの刺繍。素材や色、デザインからもぬくもりを感じます。
(刺繍については別記事で詳しくご紹介します)
カウベル。
形、大きさ、細工、と様々なバラエティがあります。
また、チーズやビール、アッペンツェラービターなど昔ながらの製法で作られた食べ物や飲み物も有名です。
アッペンツェラーチーズは、味はもちろん、パッケージも特徴があります。
色合いも絵もかわいらしい。
(チーズについては別記事で詳しくご紹介します)
綺麗な山の水から作られたビール。
ここにもアッペンツェルならではの絵が描かれています。ハチミツ入りやヘンプ入りなど様々なラインアップが。
(ビールについては別記事で詳しくご紹介します)
有名な伝統行事といえば、4月のランツゲマインデ(直接民主制による青空議会。挙手で行われる投票)や、10月の牧下り(山で放牧していた牛を、伝統衣装に身を包んだ牛飼いたちが麓に連れてくるパレード。牛も飾られることが多い)などで、地域色が濃いものがたくさんあります。
ランズゲマインデが行われる広場。
投票日とはうって変わって、穏やかな時間が流れています。
(ランズゲマインデについてはこちらをどうぞ)
ハイキングの途中で見かけたキツネ。
春夏はタンポポや山の花・ハーブに覆われた輝く牧草地と山・空・湖とのコントラストが、冬はおとぎ話に出てくるような銀世界が私たちを楽しませてくれます。
雪道ウォーキング。
どんなに寒くても、歩いていると体も心もポカポカ。
これからは、アッペンツェルにまつわるものを1つ1つピックアップしてお届けしていきたいと思います。