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そろそろ生ザクロジュースがスッキリ爽やかな季節です!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2016年4月17日
公開日
2016年4月17日
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まだ少し早いですが、そろそろザクロの生ジュースがおいしい季節となって参ります!

生絞りのジュースの類はイタリアでは幅を利かせていて、コーヒーと同じレベルとまでは行きませんが、非常に良く飲まれている飲み物の一つです。

例えば、バールなどではお店の人がその場でオレンジを2~3個絞って作ってくれるフレッシュな生オレンジジュース(スプレムータ Spremuta)を飲むことが出来ますし、どこの家にも大概、オレンジ、レモンなどの柑橘類を絞る果物絞り器があり、フルーツの生絞りジュースは家庭でも良く飲まれています。(電動の絞り器は700円位から、手で絞れる絞り器はスーパーマーケットの果物・野菜売り場のポールなどに良くぶら下げて売られており、200~300円位から購入可能です)

バールで飲める生絞りジュースの一つに、ザクロを絞って作る、ザクロジュースがあります。

ザクロはこれから季節なので特に美味しくなると思います!

↑ 鮮やかなオレンジ色のお花がいっぱいの大きなザクロの木。(撮影場所:ローマ大学付属植物園)

2015年6月6日号 グアムへ来たみたい?緑いっぱいとても素敵な場所、ローマ大学付属植物園! こちら

↑ 昨日はバールでザクロジュースを頼みました。お兄さんが目の前でザクロを2個半絞って作ってくれた生ジュースは一杯3ユーロです。カウンターにいた隣の人がこの真っ赤なジュースをとても美味しそうに飲んでいたので、真似をしました。隣にあるお菓子はフィオッコ(Fiocco)です。フィオッコは生地を蝶結びのリボンの形(イタリア語でフィオッコ)にして焼いてあります。

↑ 筆者は甘いお菓子フィオッコを食べながらなので、肥満防止の為、ジュースの方には砂糖もハチミツも入れずにそのまま飲みます。(それならフィオッコを頼むなと言われそうですが・・・)

ザクロジュースは、酸っぱさと渋みが混ざった大人の味です。色だけ見るとブドウジュースの様ですが、泡がぶくぶく立っているのが怪しいところです。他国からの観光客さんでこれがザクロだと知らない方は、"一体何のジュースを飲んでいるのだろう?"と思われるかもしれません。

↑ こちらはローマのおっかあ達の台所、カンポ・デ・フィオーリ広場(Piazza Campo de' Fiori)の朝市です。広場の名物生ザクロジュースは、目の前でザクロをぎゅぎゅっと絞って作ってくれます。お値段は屋台によってまちまちですが、平均して1杯約3ユーロ位でしょうか。

これからの季節は、真っ赤な色をしたフレッシュなザクロジュースが特に美味しいですが、これらの果物の生絞りのジュースは美味しいだけではなく、ビタミンCやカロチンがたっぷりで、観光であちこち歩き廻ってうっかり日焼けしてしまった肌にも効果的です!!

またイタリアの大抵のバールでは、リンゴ、人参、セロリなどの野菜ミックスジュースの注文も可能です。

これから果物が色々美味しい季節です。皆様もお時間があれば、ご自宅でフレッシュなジュースをお楽しみ下さい。

手作りで作ること程、実は贅沢で優雅なものはないのです!

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