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Coopなどのスーパーでおなじみのアッペンツェラービール(Appenzeller Bier)。
よく見かけるのは、青い缶のQuöllfrisch(クヴェルフリッシュ)でしょうか。
このビールを、アッペンツェル駅から徒歩5分のところにあるBrauerei Locher(ロッハー・ビール)という会社が製造しています。
ノンアルコールも含めて約30種類のビールがあり、ラベルが可愛らしいのが特徴。
おなじみ、アッペンツェルの伝統衣装を着た男の人や牛、犬、そして牧歌的な風景が描かれています。
さて、この会社にビジターセンターが併設されているのですが、これが予想以上に楽しめて驚きました。
入り口。
「Brauquöll」という看板が目印です。
中に入ると、左側はビールやビール関連商品がずらりと並んだショップになっています。
入って右側は、博物館のような仕様に。
ガイダンスが聞けるヘッドフォンを借りて、いざミニ博物館中へ!
(英語、ドイツ語、フランス語などでのガイド)
正面にはミニシアターがあり、ビールの作り方やアッペンツェルビールの特徴などがビデオで上映されます。
各言語によって上映時間は違いますが、言葉がわからなくても見ているだけで楽しめるショートストーリー仕上げ。
30分おきに上映されているようです。
ミニ博物館の中は、というと、1から9までの番号がふられているコーナーがあり、順を追ってビールの歴史(エジプト時代にさかのぼる)、昔ながらの作り方、材料、製造する際に使う器具などを展示品と音声ガイダンスで知ることができる、という仕組みです。
ホップ。
米、はちみつなどの原料。
なぜでしょう、生の現物が置いてあるだけでリアリティが増すような気がします。
中でも特にオススメな、香り比べ。
ビール瓶が4本、ラベルを隠した状態で並んでいます。
栓を取って、匂いを嗅いで、「なんの匂いがするか?」を当てるコーナー!
ここではあえて書かないでおきますが、ある飲料の香り、あるフルーツの香り・・・などなど、各ビールに使われた原料の香りを当てるミニゲームとでもいいましょうか。
個人的に、「パーティーでゲームにしてもいいな」と思いました。
次は、この会社が製造しているビールが全員集合!しています。
約30種類あるのですが、それぞれの特徴は、いずれあらためてご紹介します。
どのラベルもおしゃれでかわいいし、特徴もそれぞれ個性的で飲むのが楽しみになるビールたち。
最後に。私のお気に入り、刺繍が入ったボトル。
アッペンツェルは刺繍で有名なのですが、それを瓶にほどこした可愛らしい、おしゃれな一品。
お土産にも最適なのではないでしょうか?
思いがけず(といっては失礼ですが)、このミニ博物館で1時間ほど過ごしてしまいました。
そして、〆はお買い物!
ここには、
・ビール各種
・ビールのラベルのシール
・ビールの絵柄が入った紙製コースター各種
(ビニールタイプ1枚 Fr.2.5前後、紙タイプ20枚セット Fr. 4.50など)
・アッペンツェルのイラストやロゴが入ったビアグラス各種
・アッペンツェルのイラスト入りグッズ各種(タオルやトランプなど)
・アッペンツェルのイラスト入りマッチ(1箱 Fr.1.30)
などが置いてありました。
どこででも買える品物ではないですし、どれも10フランにおさまるお手頃価格なので、お土産にもぴったりかと思います。
レストランは併設されていませんが、季節によっては試飲もできます。
アッペンツェルでのお散歩のコースに立ち寄りたい場所のひとつです。
Appenzeller Bier
Brauerei Locher AG
<行き方>
SBB(スイス国鉄)Appenzell駅から徒歩5分
<住所>
Brauereiplatz 1, 9050 Appenzell
<問い合わせ先>
電話 +41 71 788 01 40
メール info@appenzellerbier.ch
*ミニ博物館は入場無料
*撮影許可をいただいています