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ローマの美術館(イタリア全土でも)の入場料が1ユーロになる深夜開放デー:明日5月21日(土)!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2016年5月20日
公開日
2016年5月20日
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イタリアの文化財・文化活動と観光省ですが、一昨年の夏より彼らはかなり頑張っていて、毎月の無料入場日や夜間開放、毎週金曜日の開館時間の延長など旅行者の皆さんにとってもメリットがたくさんの嬉しいニュースを次々と発表しています。国が主導する"文化レヴォリューション"が始まってから約1年10か月に渡り、もうこのブログでも思い出せない程の数のイベントを取り上げて来ました。

これらの生の情報はこれからイタリアを訪れる旅行者さんと在住者さんにとってお得なニュースであり利用価値が高いものである為、是非知っていただきたく、毎回、懲りずに書いています。いつも読んでいただいている方には繰り返しとなってしまい、すみません。

参考記事を一つだけ貼り付けます。

2014年7月7日号:

ご利用下さい!7月1日からイタリアの美術館・遺跡などに関する法令が大きく変わりました! こちら

これからイタリアへ行くので、もれなく全てのお得な情報を入手しておきたいという方は、お時間のある時に、過去の記事を遡って読んでいただけますと、完璧です。

* ブログ画面の左側にある "すべての記事を見る" をクリックします。

↑ 今週末5月21日(土)にローマ市が行う "Night of Museums" のイベントのちらしです。

「Rome's Night of Museums is back on Saturday, May 20, 2017: the most important Civic and State Museums of the city will stay open in the evening from 8 PM to 2 AM (last admission at 1 AM). With a symbolic admission ticket of 1 euro (unless otherwise indicated) visitors will have access to museums and/or cultural spaces, visiting all the temporary and permanent exhibitions hosted therein, and attend concerts and live performances.」

↑ 世界遺産コロッセオに日本とイタリアの旗が!

先日(5月11日)に日伊国交樹立150周年を記念して行われたコロッセオのイルミネーション。秋篠宮ご夫妻が20時40分に光のスペクタクルに点灯されました。

ところで、イタリアは世界一の世界遺産保有国です。

最近、国としても漸く自覚が湧いて来たのか、これらの文化遺産を有効に活用すべく奮闘しています。

先日はニュースで、昨年2015年一年間にローマのコロッセオに入場した人は665万1046人で、世界でこの入場者数を超える観光施設はたったの一つ、それは中国の万里の長城のみだと報道されていました。このニュースを聞いて関係者はさぞかし嬉しかったと想像します。

国も頑張っていますが、ローマ市も負けてはいません!

ローマ市は毎年5月のとある土曜日に、深夜2時まで博物館、美術館、遺跡などの施設を開ける深夜開放デーを設けています。

今年は今週の土曜日5月21日に、国営・市営美術館、博物館、遺跡など約45施設を20~2時まで開け、いくつかの施設内ではイベントを開催します。入場料はお一人様1ユーロです。

このイベントの詳細は、ローマ市営博物館のサイト(英語)こちら でご覧になっていただくことが出来ます。

今回は多くの施設が参加する為、こちらでは全てをご紹介出来ませんが、主なものには

-Musei Capitolini (カピトリーニ美術館)

-Centrale Montemartini (モンテマルティーニ美術館)

-Galleria d'Arte Moderna (現代美術館)

-MACRO (ローマ現代アート美術館)

-MACRO Testaccio (ローマ現代アート美術館 in Testaccio)

-Ara Pacis (アラ・パチス)

-Museo di Roma in Trastevere (ローマの博物館 in Trastevere)

-Musei di Villa Torlonia (ヴィッラ・トルローニア)

-Palazzo delle Esposizioni (市営展示館)

-Mercati di Traiano (トラヤヌスのマーケットと博物館)があります。

イタリア語になってしまいますが、完全な施設のリストと詳細情報は上記のサイトのページの右下にある Documents の Brochure con programma(PDF)で確認していただくことが出来ます。

またこの日は、イタリア国内の他の州でも約220の国営の博物館、美術館、遺跡、遺跡公園が夜遅くまで時間を延長してオープンしたり、様々なイベントを開催します。

施設の数が多い為、対象施設のリストはこちらの文化財・文化活動と観光省のリストでご確認下さい。こちら(イタリア語)

限られた時間での夜間開放ですが、入場料は僅か1ユーロです。この日はシンボル的に1ユーロ払う感じで、実質無料の夜間開放となっています。日中よりやや混みますので少し早めに向かうことが推奨されます。

ご参考までに、官公庁が主導するお得な催しは圧倒的に週末(金曜日、土曜日)に企画されることが多い様に思います。

お金をかけずにイベントや観光が楽しめるチャンスがどんどん増えてきました!

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