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北海道ジビエなら「ビストロ&シャルキュトリー カマラードサッポロ」

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2014年12月11日
公開日
2014年12月11日
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少し前から気になっていたレストランに行きました。

「ビストロ&シャルキュトリー カマラード札幌」です。

JR札幌駅、地下鉄南北線さっぽろ駅の近くにあります。

このサインが目印。

入口を入ると、シャルキュトリー(食肉加工品)がショーケースに並びます。

こちらのビストロ、十勝の豊頃町に拠点を持ち、

全員が狩猟も行うという同店シェフが仕留めたエゾシカ、

自社運営の放牧場で育てた豚を自社工房で加工。

そのシャルキュトリーを提供するお店です。

まさに「北海道ジビエ」のビストロ。

食事のメニューを見ながら、北海道産シャルキュトリーへの期待を込め、

赤ワインをオーダー。

ひとつは富良野ワイン「羆(ひぐま)の晩酌」。

今回は、前菜とメインが選べる3,900円のディナーコースメニューにしました。

(食後のコーヒーもついています)

ふたりがそれぞれ別の料理を注文し、4種類のメニューをいただきます!

「シャルキュトリーの盛り合わせ」。

右奥より時計回りに、豚の茹でハム・エゾシカのモルタデッラ・エゾシカのサラミ、

豚のパストラミ・エゾシカのパテ・ド・カンパーニュ・鹿のリエット。

どれも肉そのものの味がしっかり活かされ、

口に入れると、ホンモノの味!と感じました。

肉100%の味と、加工技術によって、これほど味が違うのかと実感。

野菜のマリネも食欲をそそります。

もうひとつの前菜「「カマラード風シュークルート」。

豚の“サルシッチャ(腸詰)”に

マスタードをたっぷりつけていただきました。

シュークルートは、ドイツ語でいう“ザワークラウト”だそう。

キャベツのほか幕別町(まくべつ/北海道十勝地方)産

無農薬じゃがいもが甘くておいしいです。

今度は北海道の南西、日本海に浮かぶ奥尻島の赤ワイン。

北海道産ワインと北海道ジビエを楽しめます。

パンも小麦の香りがしておいしいです。

パンとワインとシャルキュトリーを堪能。

出てくる料理、すべてに感激の連続ですが、

その料理を提供するシェフで運営会社社長の佐々木章太さん。

狩猟も自ら手掛けます。

メインが来る前に、すでに大満足の料理でしたが…

メインのひとつ「エゾシカのポテ」。

“ポテ”は、ポトフのようなフランスの料理だそうです。

食べごたえのあるフランク・ソーセージはもちろん、

“エゾシカのコンソメ”の澄んだコクがたまりません。

そしてこのポテも、野菜たっぷり!

ますますワインも進み、この日、

遅ればせながらボジョレー・ヌーボー。

もうひとつのメインです。「エゾシカのロースト」。

9月に仕留めた2歳の雄鹿のローストをレンズ豆とともに。

これは最初にフライパンで肉の表面に焦げ目をつけ、

その後何度もオーブンで焼いては出す、という工程で料理するそうです。

このため、芳ばしさ・表面のカリっと感に加え、

中はとてもやわらかくジューシー。

かなりボリュームもあった料理に大満足でしたが、

別腹で「シトロンタルト」。

パティシエ作の上品なスイーツを〆にいただきました。

エゾシカと放牧豚をメインに、それぞれの部位に適した調理法、

熟成期間のシャルキュトリーは、一度は食べてみたい北海道ジビエです。

原料の入手状況によっては、とても希少な部位が

メニューに載る日もあるそうです。

「あらゆる技術を駆使し、普段流通しにくい部位も提供する」

これは可能な限り、肉を無駄にせず残さずおいしい料理にしたい、

というポリシーの表れだそうです。

ディナーは前菜・メインがそれぞれ2品選べる5,800円コース、

ランチはワンプレート(1,000円)のほか

1,500円・2,500円のコースがあります。

とびきりおいしい北海道ジビエ、ぜひ体感してみてください。

【BISTRO & CHARCUTERIE CAMARADE SAPPORO】

(ビストロ&シャルキュトリー カマラードサッポロ)札幌市中央区北3条西2-8 さっけんビル1F

TEL: 011-215-1180

営業時間: Lunch 11:30~14:00

Dinner 17:30~22:30L.O

定休日: 日曜・月曜

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アクセス

・地下鉄南北線「さっぽろ駅」14番出口より徒歩約1分

・JR「札幌駅」東通り南口出口より徒歩約4分

・地下鉄「大通駅」31番出口より徒歩約6分

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