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少し前から気になっていたレストランに行きました。
「ビストロ&シャルキュトリー カマラード札幌」です。
JR札幌駅、地下鉄南北線さっぽろ駅の近くにあります。
このサインが目印。
入口を入ると、シャルキュトリー(食肉加工品)がショーケースに並びます。
こちらのビストロ、十勝の豊頃町に拠点を持ち、
全員が狩猟も行うという同店シェフが仕留めたエゾシカ、
自社運営の放牧場で育てた豚を自社工房で加工。
そのシャルキュトリーを提供するお店です。
まさに「北海道ジビエ」のビストロ。
食事のメニューを見ながら、北海道産シャルキュトリーへの期待を込め、
赤ワインをオーダー。
ひとつは富良野ワイン「羆(ひぐま)の晩酌」。
今回は、前菜とメインが選べる3,900円のディナーコースメニューにしました。
(食後のコーヒーもついています)
ふたりがそれぞれ別の料理を注文し、4種類のメニューをいただきます!
「シャルキュトリーの盛り合わせ」。
右奥より時計回りに、豚の茹でハム・エゾシカのモルタデッラ・エゾシカのサラミ、
豚のパストラミ・エゾシカのパテ・ド・カンパーニュ・鹿のリエット。
どれも肉そのものの味がしっかり活かされ、
口に入れると、ホンモノの味!と感じました。
肉100%の味と、加工技術によって、これほど味が違うのかと実感。
野菜のマリネも食欲をそそります。
もうひとつの前菜「「カマラード風シュークルート」。
豚の“サルシッチャ(腸詰)”に
マスタードをたっぷりつけていただきました。
シュークルートは、ドイツ語でいう“ザワークラウト”だそう。
キャベツのほか幕別町(まくべつ/北海道十勝地方)産
無農薬じゃがいもが甘くておいしいです。
今度は北海道の南西、日本海に浮かぶ奥尻島の赤ワイン。
北海道産ワインと北海道ジビエを楽しめます。
パンも小麦の香りがしておいしいです。
パンとワインとシャルキュトリーを堪能。
出てくる料理、すべてに感激の連続ですが、
その料理を提供するシェフで運営会社社長の佐々木章太さん。
狩猟も自ら手掛けます。
メインが来る前に、すでに大満足の料理でしたが…
メインのひとつ「エゾシカのポテ」。
“ポテ”は、ポトフのようなフランスの料理だそうです。
食べごたえのあるフランク・ソーセージはもちろん、
“エゾシカのコンソメ”の澄んだコクがたまりません。
そしてこのポテも、野菜たっぷり!
ますますワインも進み、この日、
遅ればせながらボジョレー・ヌーボー。
もうひとつのメインです。「エゾシカのロースト」。
9月に仕留めた2歳の雄鹿のローストをレンズ豆とともに。
これは最初にフライパンで肉の表面に焦げ目をつけ、
その後何度もオーブンで焼いては出す、という工程で料理するそうです。
このため、芳ばしさ・表面のカリっと感に加え、
中はとてもやわらかくジューシー。
かなりボリュームもあった料理に大満足でしたが、
別腹で「シトロンタルト」。
パティシエ作の上品なスイーツを〆にいただきました。
エゾシカと放牧豚をメインに、それぞれの部位に適した調理法、
熟成期間のシャルキュトリーは、一度は食べてみたい北海道ジビエです。
原料の入手状況によっては、とても希少な部位が
メニューに載る日もあるそうです。
「あらゆる技術を駆使し、普段流通しにくい部位も提供する」
これは可能な限り、肉を無駄にせず残さずおいしい料理にしたい、
というポリシーの表れだそうです。
ディナーは前菜・メインがそれぞれ2品選べる5,800円コース、
ランチはワンプレート(1,000円)のほか
1,500円・2,500円のコースがあります。
とびきりおいしい北海道ジビエ、ぜひ体感してみてください。
【BISTRO & CHARCUTERIE CAMARADE SAPPORO】
(ビストロ&シャルキュトリー カマラードサッポロ)札幌市中央区北3条西2-8 さっけんビル1F
TEL: 011-215-1180
営業時間: Lunch 11:30~14:00
Dinner 17:30~22:30L.O
定休日: 日曜・月曜
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アクセス
・地下鉄南北線「さっぽろ駅」14番出口より徒歩約1分
・JR「札幌駅」東通り南口出口より徒歩約4分
・地下鉄「大通駅」31番出口より徒歩約6分