キーワードで検索
皆さん、こんにちは!
ローマも大分涼しく、秋らしくなって来ました。本日9月23日は世間一般では"秋分の日"と言うことで知られていますが、ローマでは皇帝アウグストゥス(ローマ帝国初代皇帝)のバースデーと言うことでそちら関係のイベントなども人気となっています。(* アウグストゥス帝は紀元前63年9月23日生まれ)
さて、今日はテルミニ駅近くのかわいいパン屋さん、パネッラ(Panella)をご紹介します!テルミニ駅近くと書いていますが、鳥になった気分で空の上の方からざっくりローマを見てのテルミニ駅の近くであり、距離的には約700メートルあります。歩いて約10分です。途中、マリア様に捧げられた美しい教会のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の前を通過して行きます。
↑ パン屋さんのワニちゃんとグリッシーニです。
↑ パン屋さんです。パン屋さんはメルラーナ通り(Via Merulana)にあります。メルラーナ通りは、歴史を遡ると、元々は1575年の"聖年"開催時に法王グレゴリウス13世によってサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂とサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂を結ぶ為に開けられた通りです。この2つの大聖堂の訪問はお奨めです。グレゴリウス13世ローマ法王は、現在太陽暦として世界各国で用いられている"グレゴリオ暦"を始められた方としてそのお名前を知られているかもしれません。
↑ メルラーナ通りには写真のブランカッチョ・シアター(Teatro Brancaccio)や、オリエンタルな世界が人気の国立東洋博物館などがあります。2つの大聖堂を結んでいるメルラーナ通りは端から端まで歩いて15分位です。途中にあるラビカーナ通り(Via Labicana)との交差点を右へ10分行くとコロッセオです。
近くにある見所:
2014年5月13日号:東洋の美 in ローマ。オリエンタルな世界が人気の国立東洋博物館。こちら
2013年8月27日号:【教会No.2】聖なるかな。膝で上がったら(ヨロッと)でも感動!聖なる階段、スカラ・サンタ。こちら
2013年11月3日号:【教会No.3】ローマの日本人の殉教者に捧げた礼拝堂のある教会。こちら
↑ パンのワニちゃんが来ました!!
グリッシーニ(Grissini)はイタリアのスティック状の細長いパンで、さっくりカリカリの食感です。レストランではお食事を頼むと卓上にパン籠がやって来ますが、その中の一つとして入って来ることが多いです。他には、スープなどをお供するものとして提供されることもあります。筆者がローマのレストランで良く見るのは、クラッシックなプレーン味やローズマリーの葉が練り込まれたローズマリー風味、ゴマ味です。どれもおいしいです。
↑ ショーウインドーのパンはいつも違います。今日は12星座シリーズでした!
左から、牡羊座、射手座、水瓶座、山羊座、乙女座です。
↑ 左から、山羊座、乙女座、蠍座、山羊座、牡牛座です。蠍座が力強いです。店内のビスケットやパンが見えます。
↑ 今の季節、秋はヴェンデミア(Vendemmia)、"ブドウの収穫"の時季です。こちらもパンで作ったヴェンデミアです。Vendemmia の単語の語源は、ラテン語の Vinum(Vino ワイン)+ Demere(Levare、Raccogliere 収穫する)から来ています。秋と言う季節にはおいしい食べ物があることは万国共通かもしれませんね!
このパン屋さんはカフェでもある為、軽食(昼食 12時30分~15時、アペリティーヴォ 18時30分~22時)を摂ったり、お茶やジェラートなどのデザートも楽しんだりすることが出来ます。写真2枚目の中央のテーブルには白いコーヒーカップも見えますが、単にコーヒーなどで休憩をする人も多いです。店内のパンは量り売りでお値段は若干お高めですが、沢山の種類があり、お持ち帰りも出来ます。
イタリアのアペリティーヴォについての詳細記事:
2013年8月6日号:お金を使わずに夕食を乗り切る方法。節約旅行のちょっとしたコツ。その1 こちら
明日9月24日はイタリア中部で大きな被害を出した大地震発生から丁度1か月が経ちます。今晩、これから寝ると深夜に突然あの地震が起きるのかと思うと信じられません。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈り致します。このブログを読んで下さっている皆様、どうぞ良い一日をお過ごし下さい。
インフォメーション:
名称 パネッラ(Panella)
住所 Via Merulana,54 Roma (最寄り駅はローマ中央駅テルミニ駅)
営業時間 月~木曜日 8時~23時。金~土曜日 8時~24時。日曜・祭日 8時30分~16時。
* 営業時間は度々変更になっています。現在の時点での営業時間をこちらに記しますが、念の為、訪れる前にもホームページでもご確認下さい。ホームページはイタリア語のみですが写真が沢山で楽しめます。
休日 なし
ホームページ こちら(イタリア語)