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マレーシアの首都クアラルプールから隣国であるシンガポールまで約350km。間にある橋を渡ることで陸路で行き来ができます。主な移動手段は空路のほか、バスや電車などがあります。
今回は車を運転して陸路でシンガポールへ入国してみました。
マレーシアの一般道は穴があいていたりとメンテが悪かったりするのですが、主要幹線道路でもあるシンガポールへの高速道路はかなり快適で日本とさほど変わりません。サービスエリアなども比較的整っています。
トイレはいくつかはきれいに維持されていますが、マレーシアらしく…なところもあります。
日本でもSAグルメなどがあるように、人気のローカルフードを売る店は混んでいました。
基本的にフードコートスタイルです。インド系、中華系、マレー系とそれぞれ民族によって食べ物が違うのがわかりました。
ローカルフードだけではなく、ファストフードがあるところもあります。ガソリンスタンドもあります。ちなみに現在ガソリンの値段はRM1.7(約45円)=1Lです。マレーシアは産油国なのでガソリンが安いとのこと。
この日は特に渋滞もなくマレーシア側のチェックポイントがあるジョホール・バル(Johor Baru)に。だらだらと休みながらのため、4時間ほどかかりました。最高速度は110km/hの区間もあります。
車載温度計が示す日中の気温は35度前後。途中、スコールが降りましたがすぐに青空に。
マレーシアの車のウィンドウは断熱フィルムが貼ってあることが多いのですが、南国の日差しはハンドルを握る腕を焦がすような感じです。
出国はドライブスルー方式のため、車ごと列に並んで出国審査を受けます。パスポートやビザが必要となります
いよいよ出国審査です。ここから先は、空港のパスポートコントロールなどと同様に撮影禁止となります。
高速道路の料金所のようなブースにそれぞれ車ごと入ります。
車の窓を全部開けて、同乗者の顔と人数を確認します。
そして出国審査料金(?)を払って、シンガポールへ続く橋を渡ります。
無事に出国審査を終えました。この先はシンガポールとなります。この高速道はウッドランド・クロッシング(Woodland crossing)で、シンガポール側の入国審査場であるウッドランド・チェックポイント(Woodland Checkpoint)につながっています。一般的にコーズウェイ(Causeway)と呼ばれています。
ジョホール海峡(The Strait of Johore)です。渋滞がなければすぐといった感じです。
この後、入国審査がありました。入国カードを書いて、初めての場合は、シンガポール国内で使うプリペイドのETCカードのようなものを作成します。こちらで入国する際にお金を払います。
入国の時はトランクを開けて荷物検査が行われます。
関税の申告なども必要となります。
わからないことがあったら、入国管理局のスタッフに聞きながら必要な情報を得てといった感じでした。
確かにパスポートコントロールではあるのですが、通勤や通学、物流などで日々往復している人もかなりいるので、アジア的な人と物の交差点といった印象でした。
クアラルンプールからジョホール・バルまでの区間は有料道路ですが、通行料は約3,000円ほどだったように思います(高速料金チャージカードでちょいちょい徴収されたのでネット明細はチェックしていません…)
レンタカーの場合、国境を越えることとなるので、車を借りる時は各レンタカー会社に事前確認をしたほうがいいかもしれません。
印象ですが、シンガポールの方が車の運転のマナーがよい感じでした。
※撮影は助手席からのものです。
【データ】
シンガポールの出入国管理局
URL:https://www.onemotoring.com.sg/content/onemotoring/en/on_the_roads/traffic_cameras0/woodlands.html