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今回は、ローマの7大聖堂の一つとなっている重要な聖堂で、キリストの聖遺物を祀ることで有名なサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂について少しお届けしたいと思います!
↑ サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂(Basilica di Santa Croce in Gerusalemme / Basilica of the Holy Cross in Jerusalem)の外観です。写真で教会の建物の右側部分は、Domus Sessoriana(ドムス・セッソリアーナ)というホテルになっています。ホテルへは右から2番目の入口から入ります。ホテルの詳細はホームページをご覧下さい。こちら
↑ サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂の最新のオープン時間です。(2016年11月4日現在)教会名の「サンタ・クローチェ」はイタリア語で「聖なる十字架」、「イン・ジェルサレンメ」は「エルサレムの」という意味です。最初の教会が建てられたのは4世紀前半なのでとても歴史のある教会です。
聖堂内部に、キリストが刑に処された時の十字架の断片、釘、茨の冠の棘や、北イタリアの町トリノの大聖堂の中に祀られている聖骸布(キリストの処刑後にその遺体を包んでいた布)のコピーなどが展示されています。教会はルネサンス時代のフレスコ画、モザイクで装飾が施され、見所も多いのですが、写真撮影が出来ません。上記のホテルのサイトや聖堂のホームページ(こちら)で内部の様子を見ることが出来ます。思い出を記念に手元に残したいという方は、教会を入って右奥にある聖具室で絵葉書や簡単なガイドブックなどが売られていますのでご利用下さい。
↑ こちらは絵葉書を自宅でスキャンしたもので、キリストが架けられた十字架の一部(上部の四角い木の部分)です。これらの聖遺物は、ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス帝の母ヘレナがエルサレムから持ち帰ったものです。キリストの聖遺物の礼拝堂へは、教会の左身廊に入口があります。一方、右身廊にある入口は、聖ヘレナの礼拝堂に続いています。
↑ 教会のファサードの上の部分(写真一枚目参照)の天使の像の元で、カラスが巣を作っていました。イタリアのカラスはツートンカラーのユーモラスなカラスです。この写真では右側の天使の羽の上に留まっています。
↑ 鳥達の巣作りの材料があちらこちらに挟み込まれています。
↑ このサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂から500メートルのところに、同じく7大聖堂の一つ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂(Basilica di San Giovanni in Laterano)があります。この2つの聖堂の間のスペースは市民公園(写真参照)となっています。写真の像の向こう側がサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂、写真を撮影している筆者の背中側がサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂です。2つの聖堂は距離が近いので両方一緒に訪れると良いと思います。
両聖堂付近の見所:
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↑ 昨日の夕方、サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂からの帰り道です。お祈りを捧げるアッシジの聖フランチェスコの前を、飛行機が雲を作りながら移動して行きます。夕焼け空に跡を残す飛行機雲は、まるで大聖堂に向かって行く流れ星の様でした。
インフォメーション:
名称 サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂
住所 Piazza di Santa Croce in Gerusalemme, Roma
行き方 ローマ地下鉄A線 サン・ジョヴァンニ駅で下車し、ポルタ・マッジョーレ方向に徒歩5~7分。
ホームページ こちら