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バチカン/サン・ピエトロ広場に巨大クリスマスツリー25mが到着しました!!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2016年11月27日
公開日
2016年11月27日
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先日、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂前の広場にてクリスマスツリーの設置作業が行われました。毎年異なる場所よりやって来るモミの木は、今年は北イタリアのトレント自治県の東アルプスにある森から来ました。アルプスを出発したモミの木は、10日間の長旅を経て、無事、夜にローマに到着しました!

↑ バチカン市国のサン・ピエトロ広場です。横になっていたモミの木が今クレーンで引っ張り上げられる所です。約10日前の11月13日に、東アルプスのラゴライ山脈の森で切り出された赤モミの木は高さは25メートル、重さは6トンあります。

↑ 少しずつ上がって行きます。

↑ うまく立ちました。引っ張り上げるまでの準備が大変でしたが、一度立ち始めてからは早かったです。北イタリアの東アルプス近郊の森で切られたモミの木の移動は、まず最初に、ヴィテルボ県(ローマ県のすぐ北)に駐屯するイタリア軍がヘリコプターで谷から引き上げるところから始まりました。その後、ネットにくるまれて大きなトラックにてローマまで輸送されました。

↑ 皆見ています。横になっていた時に地面側になっていた枝が潰れてしまっているので(写真で木の右側部分)、これから綺麗に整えます。

↑ 今日の設置作業はバチカン市国の庭園管理部門が担当しています。このモミの木は85歳です。写真では見にくいですが、木いっぱいに実を付けています。皆を楽しませる為に一生を終えたモミの木。切り出された当日に、近くの小学校に通う子供達が49本の赤モミの木とカラマツの幼木を植えました。

これからこのモミの木には電球が美しく飾り付けられます。クリスマスツリーの点灯式は12月9日(金)の16時30分に、同じくこれから準備され隣に置かれるプレゼピオ(キリスト降誕の場面を人形で表現した模型)と一緒に行われます。

クリスマスツリーとプレゼピオは来年1月8日(日)までイルミネーションされていますので、機会があればどうぞ訪れてみて下さい!

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