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今年も今日(4月21日)から入場無料のバラの谷、ローマ市営バラ園が開園しました!
アヴェンティーノの丘の斜面を利用したバラ園には1.100種類のバラが植栽され、開花がピークの時期には園内にいるだけで体がバラの香りに包まれます。この中には、花弁が緑色のバラや、学名"Rosa Chinensis Mutabilis" という花の色が少しずつ変化していくもの、"Rosa Foetida" という悪臭がするバラなどの変わった品種もあります。
↑ 毎年バラ園のオープンは、ローマのお誕生日(ローマ建国:紀元前753年4月21日)の日に合わせてあります。2770回目を迎える今年は、本日21日から23日にかけて、連日市内で44のイベントが開催されます。23日の日曜日は、ローマ人に扮した仮装行列が午前11時15分にチルコ・マッシモより出発します。特に行列が通るフォーリ・インペリアーリ通り周辺では、遺跡をバックにローマ人達の良い写真が撮れます。前出の通りには12時頃に到着の予定です。
↑ 写真奥に見えているのは、真実の口が柱廊の北側の壁に貼りついているサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の鐘楼です。口に挟まれに行ったついでにバラ園に立ち寄るのも良いと思います!
↑ オープン間もないので、バラもまだ蕾のものが多いです。しかし植物の緑色が目に優しく、気持ちの良いところです。
↑ バラ園は北側と南側の2ヶ所に分かれていて、その間をヴァッレ・ムルチア通り(Via di Valle Murcia)が通っています。見応えがあるのは、面積が広く、ハートの形に模られたピンクの蔓バラのモニュメントがある南側の方です。この看板は、南側の入口のところのインフォメーション(英語)です。道路を挟んで行き来が出来ます。
↑ こちらがチルコ・マッシモです。右手に見えるのがパラティーノの丘で、皇帝達の住居の遺構があります。写真左手がアヴェンティーノの丘で、バラ園は左側の糸杉が2本立っているところの正面辺りにあります。
過去記事:
2014年6月4日号 古代の夢の跡、映画「ベン・ハー」のロケ地チルコ・マッシモ。こちら
↑ バラ園を背に、チルコ・マッシモとパラティーノの丘を見てみました。
ローマは良く晴れていますが、風が強く、昼夜の寒暖差が激しいです。夜は6度位まで下がるので、まだコートなど上に羽織るものが絶対に必要です。先週までローマは暖かかった為、多くの人が衣替えをしてしまったことから、カーディガン程度の薄手のものしか着るものがなく風邪をひく人が続出しています。筆者の周りでも一度片づけた冬の洋服を出すのが面倒なので、痩せ我慢をしている輩が多数いましたが(本人含む)、結局寒さに勝てずにまたセーター等を出して来た模様です!
しかし日中はUV値が8.9もあり(1~10まで)、困ったことにすぐに焼けるので、これが怖ろしい方は万全な日焼け止め対策も必要です。またここ数日は湿度が低いので、こまめな水分補給をお奨めします。
↑ ハトも来ました。普通のバラ園でないところは、写真を撮るとバックに遺跡などが入ってくるところです。非常にローマらしいです。バラ園は、今年は今日から6月18日まで開園しています。こんな素敵なバラの谷をどうぞお楽しみ下さい!
インフォメーション:
名称 Roseto comunale (ローマ市営バラ園)
住所 Via di Valle Murcia, 6
*バラ園はアヴェンティーノの丘にあり、正面にチルコ・マッシモ、チルコ・マッシモの横には真実の口があります。
オープン時間 開園は2017年6月18日まで。毎日午前8時30分から午後19時30分。5月20日(土)のみ閉園。
休日 なし
入場料金 入場無料
ホームページ こちら(イタリア語)