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アッペンツェル地方、女子修道院の薬酒「滋養強壮エキス」

ヘス順子

ヘス順子

スイス特派員

更新日
2017年3月15日
公開日
2017年3月15日
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スイスには未だに、深刻ではない風邪や体調不良を、化学的な薬ではなく、自然の力で治したいと考えている人が多くいます。

Naturheilmittel(ナトゥールハイルミッテル、自然療法)ということばを、薬局の店頭でも見かけますし、街に診察室のような形でよく開業しています。

アッペンツェル地方にも自然療法は根付いていて、現代になっても診察室を訪れたり、薬局で薬用品を買う人が少なくありません。

その中の一つに、「女子修道院で作られた、昔ながらのレシピでの薬用品」もあります。

今回ご紹介するのは、「滋養強壮エキス」とでも申しましょうか。

「Kraftessenz(クラフトエッセンツ)」という名前の、薬用酒。

箱に入っています。

中身は、こんな感じです。

材料は、アルコール15%、Eisenzucker(アイゼンツッカー、糖鉄)、ハーブ、と書いてありますが、砂糖も入っていいそうです。

使用法は、1日3回、1回10mlを飲む、とのこと。

味は、鉄の味(!)をベースとした、ハーブの香りがする甘い液体で、とろみはないけれど、さらさらでもない、微妙な口当たり。

750ml入りで34.50フラン(約3900円)です。

一度は飲んでみましたが、鉄の味に馴染めず、しかも虚弱体質ではないので、夫も私も一度飲んだきり放置しています。

いつか思い切り疲れたときに飲んで、試して、またご報告しますね。

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