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滋賀に来ないと見られない!「ウツクシマツ」自生地って?

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2017年6月20日
公開日
2017年6月20日
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皆さん「うつくし松」ってご存じでしょうか?

恐らく滋賀県民でも知ってる人は少ないかも…

うつくし松とは湖南市平松地区に自生するちょっと変わった赤松の一種です。

場所は旧東海道石部宿を過ぎたあたり、甲西駅の付近です。

こちらの角を右に曲がって美松山へ向かいます。

すがすがしい林道を通って、その先の住宅街を越えると、

突然視界が広がり、中央に大きく奇妙な形の松の大木がある広場に出ます。

ご覧の通り、このうつくし松は普通の松とは違って、根元の辺りからほうきを逆さにしたような枝の生え方になってます。

実は日本ではこの平松地区にしかこのような松は自生していないのです。

なので国指定の「天然記念物」となっている大変貴重な松なんですね。

植物の研究もされていたという昭和天皇もこの地に行幸されたとのこと。

その記念碑を越えると短い遊歩道もあります。

山の斜面には様々な「うつくし松」がまさに美しい姿を見せてます。

一番の見頃は丁度この5月から6月にかけての新緑の季節。

晴れた日は一面の緑とうつくし松が醸し出す不思議な光景がどことなくファンタジックにさえ感じます。

あまり知られていないせいか、人はほとんどいませんが、大きな駐車場とトイレまで完備。

このうつくし松も例に漏れず、松食い虫などの被害が多く、

35年前に比べて6割程度に減ってしまったとか…

平安時代からこの地で親しまれてきた隠された名所「平松のウツクシマツ自生地」。このまま美しい姿を後生まで残してほしいものです。

是非皆さん興味を持たれたら、まだまだ隠れた名所が沢山の湖南市へ!

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