キーワードで検索
アフリカからの高気圧 "ルシファー(サタン/悪魔)" がイタリア半島に到達しました。予報によると、本日から5日頃まではイタリア半島では気温が50度近くまで上昇する地域もあります。これは1880年以降で最も暑い部類となり、熱中症などに特に注意すべき週として案内が出ています。
↑ 高気圧"ルシファー"は、一週間はどっしりとイタリアに居座ります。地図上の右側にある表示で、オレンジ色の部分が Caldo(カルド)で"暑い"、ピンク色が Molto Caldo(モルト カルド)で"とても暑い"部分です。(マップはIl Meteo.itさんより)
アフリカのサハラ砂漠の熱風を丸ごと取り込んで来る"ルシファー"の到来で、特に暑さに注意したい十州が発表されています。イタリアは全部で二十州あります。次のマップをご覧下さい。
↑ まずは北イタリア方面の紫色に塗られている部分にある、エミリア=ロマーニャ州(Emilia-Romagna)、ロンバルディア州(Lombardia)、ヴェネト州(Veneto)です。これらの州内の都市:ボローニャ、フェラーラ、ロヴィーゴ、パドヴァ辺りでは、連日最高気温は43度近くになる予報です。一方、ピアチェンツァ、ミラノ、ブレーシャ、ボルツァーノ辺りでは嬉しいことに36度程度で収まりそうです。
そして中部のトスカーナ州(Toscana)にあるフィレンツェ、ウンブリア州(Umbria)の州都ペルージャ、ラツィオ州(Lazio)の州都ローマでも注意が必要です。日中は最低でも40度に達します。特に都会(ローマ)は、石畳とアスファルト舗装で更に暑く感じられると思います。
続いて、南イタリアのプーリア州(Puglia)とバジリカータ州(Basilicata)、島嶼部のサルデーニャ島の内陸部、シチリア島の南部では最高気温45~48度の予報と出ています。地図上で見ていただくと分かる様に、シチリア島は地理的にアフリカが目と鼻の先と言うこともあり、一部の地域では強烈に暑い、50度近くとなるそうです。直射日光下で無意味に長時間佇むことは危険です。
↑ ローマ中心部の"ナゾーネ"と呼ばれる水飲み場のマップです。
下部にローマ市内の水飲み場マップ付きの過去記事のリンクを付けておきます。今週、ローマにご滞在予定の方は、観光中のこまめな水分補給にどうぞご利用下さい!
2013年7月17日号 実は"水の都"ローマ!無料で飲める水飲み場マップ付き!こちら
イタリア全体を見て、8月2日(水)~4日(金)が"ルシファー"効果で最も暑くなります。上部のイタリアのマップを見て、気温が高い地域及びその周辺に滞在される予定の方は、帽子や日焼け止めクリームなどを必ずご持参下さい。左側に記載されているのが予想気温です。
今日のローマは、37度まで上がりました。筆者は、明日の最も暑い時間帯に、トレビの泉近くで友人にコーヒーをご馳走してもらう約束をしているので、その時の街の様子などが撮影出来ましたらお届けします!(速報はTwitterにて)