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今年もローマの夏の風物詩「ルンゴ・イル・テヴェレ・ローマ 2017(Lungo il Tevere Roma 2017)」が始まりました!この夏祭りは、毎晩18時から深夜1時頃まで行われており、今年度は8月いっぱい開催される予定です。
↑ 毎年夏になると、ローマ中心部を流れるテヴェレ川の中州のティベリーナ島周辺に夜店が並びます。このイベントは今年で15回目です。この写真は、ティベリーナ島の上流側にある、ガリバルディ橋から撮影しました。
↑ 美しい満月が見えます。もしお手元にローマの観光ガイドブックか地図があれば分かりやすいと思うのですが、写真左奥にうっすらと見えるのがティベリーナ島で、病院が建っています。写真は先程と同様に、ガリバルディ橋の上から撮っています。中央辺りに見える歩道は、ティベリーナ島の上流側の端っこの部分です。そして、この歩道を挟んであちら側とこちら側に川が見えます。夜はより流れも速く感じるので、覗き込むとかなり怖いです。(特にこの写真の手前側)
↑ 川の所々にある階段で川岸まで下りられる様になっています。屋台は、トラットリア、レストランやバーなどのお食事処、洋服や手作りのアクセサリーや雑貨などを売るお店、もぐら叩きや射的などのゲームで遊べるお店と様々です。
↑ 橋の真下を見てみると、そこはレストランでした。キッチンからふわりと上がって来るイカとエビフライの良い香りが、橋の上で見ている者達を執拗に追い詰めます(お食事に)。
↑ 一番奥側に見えるのは、飴やグミなどを売るお菓子屋さんでしょうか!洋服屋さんやアクセサリーショップまで、露店の種類は様々なので、幅広い年齢の人が楽しめると思います!
またこのテヴェレ川のイベントでは、コンサート、演劇、物語の読み聞かせ、映画祭などの催し物も同時に開催されています。
↑ テヴェレ川では遊覧船に乗って遊ぶことも出来ます。この船の中では、丁度皆さんお食事(軽食タイプ)をされていました。
イタリアで三番目に長い川、テヴェレ川は、イタリア中北部の山中に水源を持ち、ペルージャなどを流れて来ます。中州のこのティベリーナ島に最初の神殿(アスクレーピオスの神殿)が建てられ始めたのは紀元前289年のことで、ローマは大体どこもそうですが、非常に長い歴史を持っています。川は、ローマ建国の立役者となった双子の兄弟ロモロとレモが、籠に入れられて捨てられていたことで知られています。
↑ 幻想的な色合いです。
このテヴェレ川のイベント会場へ行く公共交通機関の主なものには、トラム、バスがあります。ローマでは、バスは24時間運行しているので安心です。地下鉄はローマにはA線とB線の2本がありますが、最も近い駅からでもこの場所へは少し距離があるのでお奨めはしません。
もし帰りもバスやトラムでご帰宅される予定でしたら、事前に往復分2枚のバス/地下鉄の切符(1回券1.5ユーロ/100分間有効)を購入されておくと良いでしょう。切符は、各地下鉄駅構内の自動販売機街や、街中のキオスクやタバコ屋で販売されています。イタリアでは、バスやトラムに乗車したら一番最初にやることは、身辺の安全を確保出来る場所を見つけることです。そして、冷静に周囲の状況を観察・確認して何も問題がなければ、刻印機に切符を刻印しに行きましょう。異国では出来るだけ視野を広く持つことがとても大切です。
↑ シスト橋の向こう側に、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の大きなクーポラが見えます。水面を渡って来る涼やかなそよ風が、最高に心地良いです。RomaはRomaンチックから来ているみたいな夜、感じています。