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今年の近畿地方の梅雨入りは6月7日だったものの、それからなぜかいい天気ばかり。
それはそれで自転車乗りとしては嬉しいのだけども、やはり雨が降らないことには
琵琶湖の水位が下がってしまい心配になりますよね。(えっ、ならない?)
と思っていたらようやく最近になって梅雨らしくなってきました。
雨といえば雨の季節の花「アジサイ」。
他の特派員の方々も何人か「アジサイ」のレポートを書かれていますが、funazushi-maruもここはアジサイに注目したいと思います。
アジサイと言えば近場では京都の三室戸寺が全国的にも有名ですが、
滋賀にもいくつかアジサイの見どころスポットあります。
今回はその一つ別名「アジサイ寺」とも言われる近江八幡市の「長命寺」に行ってきました。
長命寺は「西国三十三所」巡礼の三十一番目の札所で、開祖は聖徳太子と言われる由緒あるお寺です。
その名の通り無病息災を授けてくれる観音様が祀られています。
お寺の境内は長命寺山(標高333m)の中腹にあり、ふもとから808段の石段をえっちらおっちら登っていくか、
八合目にある駐車場までは車で行くこともできます。
僕はもちろん下から808段上りますよ!
麓の土産物屋さんのところに無料の杖が貸し出されていますよ。
急な石段が続くので杖があるのは嬉しいですよね。
さすがの808段、ずっと遥か彼方まで続いているかのよう・・・。蒸し暑さもあり汗だくになってしまいます・・・。
石段の両側には土塀や石垣などがあり、どこか城を思わせる雰囲気。
登り切った先に見えてきたのは、これまた質実剛健な城のような門が現れました。
門をくぐった瞬間に目の前に本堂をはじめとして三重塔などが頭上に広がり、なかなかの迫力。
境内に入るとあちらこちらにアジサイの花が咲いています。
が、まだちょっと早かったかな?現時点では蕾みのものが多そうですね。
アジサイの花がお寺の建物を一層際立たせます。
約500株と言われるアジサイが満開になるとさらに綺麗でしょうね。
この日は雨が降ったりやんだりの日でしたが、やはりアジサイには雨が似合います。
青モミジも雨に濡れて、しっとりヒンヤリした空気感が聖徳太子のころからの壮大な歴史の重みとともに漂う景色です。
境内の一番奥には展望台があります。雨なので良く見えないですが、白くかすんだ眼下に
悠然と琵琶湖が広がります。
1月にもここへ来ましたが、その時は一面真っ白な平野と黒い琵琶湖のモノクロ写真のようなコントラストが素晴らしかったですよ。
長命寺は四季折々の境内の風景とそれぞれの季節の琵琶湖を同時に感じることのできる、とってもお得な気分になれるお寺ですね。
あとちょっとした山登りにもなるので運動不足な方にも是非!
(ちなみに自転車で八合目まで登れるので、ガッツリ走りたい方の良い練習場所にもなっております・・・長命寺だけに健康増進も大事ですね)