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コンコンチキチン コンチキチン
13日の鉾町では完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、
囃子方が乗り込み試し曳きが行われていました。
試し曳きには、一般の人も参加可能。
綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、この日は子供さんも女性も曳き手になれます。
新町通りでは、船鉾の試し曳きです。
狭い新町通りを、道幅いっぱいに船鉾が通って行きます。
船鉾は、鉾全体を船の型にし、舳先には金色の鷁、
艫には黒漆塗螺鈿の飛龍文様の舵をつけています。
船鉾は、前祭りの船鉾と、後祭りの大船鉾と二基ありますが、
2014年度より、前祭7月17日では船鉾。
後祭の7月24日では大船鉾が巡行の最後尾を務めています。
続いて新町通りを歩いて行くと、岩戸山の試し曳きです。
岩戸山は、天岩戸を開いた天照大神の日本神話から来ているそうで
山とはいえ室町時代の洛中洛外図屏風で見られる岩戸山には、
すでに車輪が描かれていて、鉾と同じ車をつけた曳山でした。
屋上には、真松を立てています。
これからの祇園祭のタイムスケジュールですが、
14日の夜からは宵山です。宵山は、前祭(17日)の前夜祭として、
14日(宵々々山)、15日(宵々山)、16日(宵山)と3日間行われます。
山や鉾には提灯が灯りお囃子の音が場を盛り上げ、町中が祭ムード一色となります。