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滋賀県は盆地です。なので周りの山々から琵琶湖を望む展望台などもいくつかあるのですが、
その中で一番は蓬莱山からの眺めだと僕は勝手に思っています。
蓬莱山の標高は滋賀では7番目の高さ(1,179m)なのですが、湖西は琵琶湖と山の距離が短く、山頂からは眼下にすぐ
広がる琵琶湖の景色を楽しむことができます。
またなんといってもアクセスが簡単!
実は蓬莱山は「びわこバレイ」という滋賀を代表するレジャースポットとなっており、山頂までは大型のロープウェイ
に乗ってわずか4分程度。夏場は様々なアスレチックや遊具などの施設が沢山あって、大人も子供も一日中楽しめる
スポットになり大変賑わっています。
この夏、そんな蓬莱山に新たな絶景スポットが誕生しました。
それが「Café360」。
なんと360度の全方位絶景を我が物にしつつ、ドリンクやスイーツが楽しめる超贅沢な時間が過ごせる場所だという
ではありませんか!
僕もそんな贅沢な気分を味わってみたいっ、と思い、さっそく行ってきました。
ただそこは地球の「歩き方」滋賀特派員であるfunazushi-maru、普通に行っても面白くないので
(歩く)ことにこだわりたい!
やはり苦労の末にたどり着いた絶景は、きっとロープウェイなんかで手に入ったものとは天と地の差
ほどの味わいに違いがでるはず。(実はロープウェイ代ケチっている・・・だって往復2,200円なので・・・)
まずは「びわこバレイ」を目指し、駐車場代500円を払って中に入ります。
いくつかの駐車場のエリアがあるのですが、僕の場合は「キタダカ道」という登山道のある「9番」エリアに駐車。
ちなみにロープウェイ乗り場はこの込み具合。
ほんとに人気があるんですね。
僕はひっそり静かな登山道から絶景を目指します!
※ちなみに私の昔のブログで
「キタダカ道」登山の詳細をアップしています。
キタダカ道で山頂までは4㎞程の距離。大人の脚でだいたい2時間~3時間といったところでしょうか?
途中に山の主(天狗杉)も出迎えてくれます!
登山道の近くをロープウェイがあっという間に通り過ぎます・・・
絶景はそんな簡単に見るもんじゃないって。と強がってみる・・・。
と、汗まみれになりながら2時間ちょっとの登山が終了。持ってきた水筒2本がなくなっちゃった。
こちらロープウェイ山頂駅。 ここは打見山という山の山頂になるので蓬莱山はまだ先・・・。
しかしこちらにも2016年7月にオープンした「琵琶湖テラス」という元祖絶景スポットがあるんです。
以前来たのは2016年5月なので、その時はまだできてなかったんですよね。で行ってみました。
手前のレイクビューレストランの先に・・・、
「琵琶湖テラス」の入り口があります。
むしろここ目当てで来ている人も多いかも・・・。カフェ行列ができてました。
このテラス、カフェに入らなくても見学は可能!こりゃ嬉しいですね。
そこに現れた景色は・・・
テラスの縁に設置された水辺の青のせいで、まるで空や琵琶湖の上に浮いているかのような景色!
下に目をやるとカラフルな百合の花畑が!
この日はちょっと雲で琵琶湖の様子がはっきりとは見えなかったのですが、それが却って雲の上に浮いているかのよう。
もうここで取材終了でいいじゃん! って一瞬思いましたが、今日のお目当てはもっと高いところにあるんだよ!
打見山から蓬莱山はさらに芝生の上をテクテク歩いて登ります。(ちなみにリフトは往復1200円。で、これもケチった・・・絶景のためならァ)
見えてきた!あれが絶景スポット・・・
円形の建造物が丁度蓬莱山の頂上あたりに設置されています。
そしてようやくたどり着きました・・・。麓から約3時間、汗と土にまみれながら登り切った先に見えた景色とは。
視界360度のまさに「てっぺん」に来た者だけに許された絶景!
打見山からさらに登った分、明らかに視界が大きく広がっていました。
Café360ではこちらのテント張りのお店でドリンクやスイーツを購入。ドリンクはどれも500円ですが、いずれも瓶に入ったもの。
それに氷が付いてきます。さすがに頂上は気温が違うのでホットがあってもよかったんですが・・・。
いやいや贅沢は言わない、こんなところにカフェを設置するだけでも大変なのでしょうから。
僕はアイスコーヒー(丸福珈琲店の瓶入りアイスコーヒー)にしました。
雲と同じ高さの天空のカフェスペースで眼下に琵琶湖を見据えながらいただくコーヒーは、ここまで登り切ってきたんだという
自負もあって、ほろ苦さが心地よい・・・。
(周りを見ると、綺麗な格好のカップルや家族ばかりでしたが)
そんなカップルが絶景を二人占めするのにピッタリなチェアもあります。(汗・土まみれの僕が座るのは気が引けるので座ってません)
琵琶湖の雄大さを心行くまで堪能できる「café360」、まさに滋賀県一の絶景カフェでした。
ロープウェイもよいですが、是非自分の脚でたどり着いて絶景を美味しいドリンクとともに味わってみてはいかがでしょうか?
こんな贅沢な体験はなかなかできませんよ。