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はじめまして。
地球の歩き方ソルトレイク特派員ブログ担当のホップキンズ江美です。
アメリカ・開拓時代のアウトロー、マット・ワーナーがサインした壁画を偶然発見した事から、西部アウトロー史に興味を持ち調査をしています。
日焼けがイヤ!虫は嫌いなのに…今日も元気に道無き道を突き進み、週末や休暇には荒野を元気に探検しています。普段は、バレエ鑑賞・各種イベントに参加するなどシティライフをエンジョイしています。ソルトレイクの魅力やオススメしたい旬なスポット、イベント、お店、オシャレなカフェやお土産情報、雄大な自然を満喫できる国立公園の遊び方など、ユタ州の観光に役立つ情報を現地からお伝えします。
自然豊かで驚きに満ち溢れる、躍動と活気の街・ソルトレイクシティ
ワセッチの麓に位置する山岳と荒野のオアシス・ソルトレイクシティ。ユタという州名は,ユタに住んでいたネイティブインディアン・ユート族(「山の人」の意)の名から命名されました。19世紀初頭、西海岸への近道を探す過程でユタを横断する「オールド・スパニッシュ・トレイル」ができますが、ゴールドラッシュの時代、カリフォルニアやオレゴンに向かう途中でこのユタの地に留まり開墾するものが現れました。1847年、中西部における宗教上の対立から逃れるため、ブリガム・ヤングが率いたモルモン教徒達もこのユタの地に辿り着きます。その後、ユタ州が45番目の合衆国の州として認められたのが1896年。現在でも、州人口の58%がモルモン教徒といわれており、その総本山は、州都であるソルトレイクシティにあります。
ユタ州の面積は22万平方キロメートル。全米50州中11番目の広さを持っています。ユタ州北東には,ロッキー山脈に連なる3,300m以上の山々がそびえ,州内の最高地点となる標高4,058mのキングスピークもこの山系です。州の中央部から西部にかけては標高1,200~1,500mのグレートベースンと呼ばれる大盆地が広がっており、西隣のネバダ州、さらにカリフォル二ア州東端シエラネバダ山脈にぶつかるまで続いています。
世界トップレベルのスキーリゾートが11か所もあるユタ州は2002年冬季オリンピックの開催地となりました。昼間はスキー、夜はグルメを堪能、その後クラブやホテルのバーでゆったりと過ごすという旅はセレブ達にも大人気となっています。
グレートソルト湖は、ミシシッピ川以西で最大の湖で27%の塩分(海水の8倍)を含み、死海に次いで世界2番目に塩分の濃い湖です。平均の深さは約4m,最深部で約10m。白く神秘的なこの湖には多くの観光客が訪れます。水面にプカプカと浮かぶ遊泳体験をしてみるのも面白いかもしれませんね。
ソルトレイクシティは、ユタシンフォニー・ユタオペラカンパニー・バレエウエストをはじめとするプロのアーティスト達が活躍する文化の町でもあります。ソルトレイク近郊の町パークシティでは、世界3大映画祭(カンヌ,ヴェネチア,ベルリン)にならび、インディペンデント映画祭としてその名を馳せているサンダンス映画祭が、毎年開催されています。このサンダンス映画祭は,ユタに住んでいる俳優、ロバート・レッドフォードが創設したサンダンス・インスティチュートによって運営されており、ハリウッドスターをはじめ世界各国の人気スター達が集まり、祭典に華を添えています。州南部のシーダー・シティでは、毎年シェイクスピア・フェスティバルが開催されており、世界中からシェイクスピアファンが集まります。
ユタ州内には百近くの美術館・博物館があり、自然史・開拓史から現代芸術にいたるまで様々な展示が行われていますので、博物館巡りもおすすめです。都市部では文化的水準が高いシティライフを味わえ、郊外には5つの素晴らしい国立公園を持つ州都ソルトレイクシティ。世界中の旅行者を引き付ける魅力はシティライフとアウトドアライフの両方を欲張り、エンジョイできる所にあるのかもしれません。
魅力あふれるユタへぜひいらしてください。