キーワードで検索
クアラルンプールの中心ブキッ・ビンタン(Bukit Bingtang)からも近く、観光スポットに囲まれた中華街(Chinetown)。前回はそのイメージの象徴ともいえる関帝廟をご紹介しました。
関帝廟の門から道路をはさんで斜め左手すぐには、ヒンドゥ教のスリ・マハ・マリアマン寺院(Sri Maha Mariaman Hindu Temple)があります。
滞在時間は15分ほどが目安。
毎年1月~2月頃に行われる奇祭タイプーサム(thaipusam)の起点となる由緒ある寺院としても有名です。
周囲はビルに囲まれていますが、22mもあるという細かい装飾が施された門塔(ゴプラム)の高さは勝るともおとらず、その荘厳さは必見です。
まずは注意です。
スリ・マハ・マリアマン寺院は見学は自由ですが土足で入ってはいけません。
正面入り口向かって左に靴を預けるカウンターがあります。
ここでかごに靴を入れ(3-4人のグループの場合はまとめて)、係の人から番号札を受け取ります。
この番号札を引き換えに靴は返却されます。
中に入ると、多くの信者が祈りを捧げに来ています。
ヒンドゥ寺院の装飾の特徴はなんといっても美しい原色使い。
また天井にも独特の文様が描かれているので、ぜひ見てみましょう。
女性が着用している民族衣装サリーの色合いと相まって独特の趣が感じられます。
祈りを捧げているだけではなく、参拝がてら訪れた信者たちが食事をしていたり、寝ていたりと
ゆっくりとした時間が流れています。
マレーシアといえばイスラム教国家なのでモスクというイメージがありますが、そこは多民族国家。
スリ・マハ・マリアマン寺院と関帝廟は通りを挟んで同じ町内にあります。
さまざまな文化が共存しているということがよくわかります。
アクセスはMRTでブキッ・ビンタン駅(Bukit Bingtang)からスンガイ・ブロー(Sungai Buloh)方面行きに乗車して2駅。その他ターミナルのKLセントラル駅(KL Sentral)から各線1駅です。
【データ】
施設名:スリ・マハ・マリアマン寺院(Sri Maha Mariaman Hindu Temple)
住所:Jalan Tun H S Lee, City Centre, 50000, Kuala Lumpur