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昨日入って来たニュースです。世界遺産でもあるローマのコロッセオの屋階部分(4レベル、5レベル)が、来月より40年ぶりの一般公開となります!
↑ 40年ぶりのアッティコ(屋階)オープンを知らせる昨日10月5日の新聞記事(メトロ・ニュース)。イタリアの美術館、博物館、遺跡などを管理している文化財・文化活動と観光省(Ministero dei Beni e delle Attività Culturali e del Turismo)のフランチェスキーニ文化相が5レベル部分に立っているところです。とても怖いです!(高さが)
コロッセオ(円形闘技場)は、紀元80年のローマ皇帝ティトゥス帝の時代に完成した古代ローマ人の娯楽の殿堂です。約5万人を収容できた闘技場は、しばしば中央の舞台の床の上に舞台装飾を施すなどして"人間対猛獣"などの様々な戦いが繰り広げられました。残酷な催し物でしたが、市民は大熱狂しました。
↑ コロッセオは中世以降にローマ市内の別の建物(私邸、公邸問わず)を建てる為に石材として持ち出されてしまったので、現在の様な最上階まで残っている面もあれば、2階までしかない部分もあり、完璧な形では残っていません。そしてコロッセオは真ん丸だと思っている人も多いですが、実は楕円形です。
一般公開が始まるのは、予定では来月11月1日からで、予約制(ガイド付き)で訪れることが出来ます。
1回に入場出来る人数は25名までで、見学コースは3レベル部分(今日現在観光出来る最上階)から始まります。将来的には足の不自由な方でも最上階まで上れる様に、工事が進められています。このコースの入場切符はお一人9ユーロ、15ユーロの切符では、屋階部分にプラスしてコロッセオの地下とアレーナ部分の見学も可能です。
予約はCoop Cultureのホームページ こちら または、お電話 06-39967700で出来ます。
【追加情報】
2018年4月21日のローマの建国記念日に合わせて、"スーパー S.U.P.E.R. – Seven Unique Places to Experience in Rome"と言う新しいタイプの入場券が発売開始となりました。
2018年4月25日号 コロッセオに共通券S.U.P.E.R.が登場。新たな7遺跡がオープン!こちら
このS.U.P.E.R.チケットの販売は始まったばかりということで、まだ手探りの状態でサービスを進めているようです。アウグストゥスの家とリヴィアの家ですが、CoopCulturaのホームページからご予約をされる場合、今日現在どちらか一つしか選べないそうです。(2018年5月23日の情報)
一方、お電話でご予約する場合は両方の予約及び入場が可能とのことでした。どちらの施設も一日の入場数の制限がある為、入場予約が可能かどうかのお返事が口頭ですぐにいただけるそうです。
また、この記事でご説明をしたコロッセオの屋上は、チケットS.U.P.E.R.ではなく、コロッセオの屋上訪問用(Belvedereという表記のある切符。Colosseum: Underground and Belvedere)の切符のご予約、ご購入が必要です。お電話でのご予約が難しい場合は、ローマのツアーオペレーター、旅行会社などにお願いすると手配してくれます。ガニメデ・ヴィアッジなど。
2018年4月26日号 イタリア現地ツアー「バールで朝食を!日本語ガイドとローマの下町巡り~青空市場と手作りジェラート~」 こちら
当時、この円形闘技場の4レベル部分の座席は主に商売人や中産階級の人に、5レベルは平民の見学席に充てられていました。コロッセオの屋階部分は床面(アレーナ)から40メートルの高さがあり、実際に上がるとかなり高く怖いです。2000年前の人達はどの様な思いでショーを鑑賞していたのでしょうか??果てしなく想像は広がります・・・!