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ペルージャの芋虫ちゃん(ミニメトロ MiniMetrò)に乗ってみよう!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2017年11月3日
公開日
2017年11月3日
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11月1日の諸聖人の祝日(死者の日)に、ペルージャへ"死者の市"を見に行って来ました。イタリア中部で最大規模を誇るこの青空市場は、歴史的には1260年に起源を持ち、屋台の数は今日では500にも上ります。毎年死者の日から数日間は、イタリア全国から集まって来た業者達が開くお店により、ペルージャはとても賑やかで楽しい数日間となります。この死者の市のメイン会場は、少し中心部から離れたレナート・クーリ・スタジアムなどがある場所の広場ですが、駅前広場や町の中心部の旧市街の目抜き通りでも展開されています。筆者は昔ペルージャに住んでいたこともある為、ペルージャの友人とは、当日の朝、直接メイン会場(Pian di Massiano)で待ち合わせることにしました。それでは行ってみましょう!

↑ 朝8時半頃にローマのテルミニ駅を出発し、列車で走ること200㎞、ペルージャの鉄道駅に到着しました。これから乗るミニメトロの切符を買う小銭がないので、駅構内のバールでコーヒーを飲んで50ユーロ札を小さく崩すことにします!イタリアの自販機(公共交通機関の切符やお菓子、飲み物を売る機械)は、普通は出て来るお釣りの金額に制限がかけられていることが多いので、最初から小銭を投入した方が無難です。例えばローマの地下鉄の切符の自販機は、お釣りは最大で6ユーロまでしか出ない様になっている機械も多いです。ですので、10ユーロ札を入れて切符1枚1.5ユーロを買うということも難しいです。

↑ ミニメトロの駅です。ペルージャの鉄道駅を背にして左側に徒歩すぐです。このミニメトロ駅の名前はフォンティヴェッジェ(Fontivegge)と言います。

↑ 切符の種類と料金表です。幾つか種類がありますが、一番上に説明があるものが、普通の切符(70分間有効)です。24時間有効のツーリスト切符は5.4ユーロです。

↑ ミニメトロの駅です。ミニメトロはペルージャの町の中心(旧市街)とスタジアムなどがある町の南側を結びます。2008年に開業したミニメトロは、現在は7つの駅があります。マップの真ん中辺りのフォンティヴェッジェ駅から乗り、ピアン・ディ・マッシアーノ駅(Piano di Massiano)で降ります。この駅前のスペースが"死者の市"の会場となっています。各駅の左右に駅の情報や、周辺の主要なモニュメントの説明があります。(パソコンでご覧いただくと、マップの画像がうまく拡大出来るかもしれません)

↑ 乗車しました!ピアン・ディ・マッシアーノ駅へ出発です。市場の会場は、終点の駅ですので、分かりやすいです。

↑ 向こうから逆行きのミニメトロがやって来ました。逆側の終点は市の中心部(旧市街)です。ミニメトロの車両は小さく、ずんぐりしていてゆっくりゆっくり進むので、愛情を込めて"リンゴの芋虫ちゃん"と言う人もいるそうです。

↑ 近づいて来ました。乗車出来る定員は最大で25名、最高速度は25km/時間です。このミニメトロは1.5~2分に1本が運行されています。とても使い勝手が良いです。

↑ 緑が多くなって来ました。紅葉している木々もちらほら見えます。

↑ 左側に、青空市場の会場が見えて来ました。沢山の人がいます。駅に降りると、エビとイカフライ(?)の非常に良い香りが漂っていました。

↑ 奥に駅が見えて来ました。終点です。あちらからまた逆行きのミニメトロが来ました。広告を車体に貼り付けている為、赤い色の乗り物となっています。

それでは、次回はこの"死者の市"についてお届けします。とても楽しいお店がいっぱいでした!

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