• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

「南郷洗堰」の上に月1出現する、とってもレアでレトロなカフェ!

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2017年12月24日
公開日
2017年12月24日
AD

瀬田川と洗堰

琵琶湖には大小含めると約460本の川が注ぎ込んでいますが(一級河川では118本)、実は出ていく川は「瀬田川」の1本なんです。

瀬田川はそして宇治川となり、木津川や桂川と合流し、やがて淀川として大阪湾へ流れ出ていきます。

琵琶湖沿岸を含めたこの壮大な流域を水害から守り、琵琶湖の水量を調節しているのが「瀬田川洗堰」です。

近江八景の一つである「瀬田の唐橋」から、この洗堰までの区間には「瀬田川ぐるりさんぽみち」という遊歩道が整備されており、ゆったりとした瀬田川の眺めの他、石山寺やその周辺の歴史情緒豊かな景観が見れるなど、僕もお気に入りのコースなんです。

今回は天気も良かったので午後から娘を連れてサイクリングに出かけました。

瀬田川ぐるりさんぽみち

遊歩道の各出入り口にはこの案内板が設置されています。

この遊歩道は瀬田川の水面に近く、ボートの練習をしている大学生や気持ちよさそうに浮かぶ水鳥達が間近に見えます。

と思っていたら、遊歩道の散歩をカモの家族?も楽しんでいるところに出会いました。

そんなゆったりした雰囲気を楽しみながらサイクリングしていると、唐橋から約4㎞ほどで洗堰に到着です。

洗堰レトロカフェ

明治38年に完成した洗堰は、その後昭和36年に現在も利用されている新洗堰に変わりました。

写真は明治の洗堰で、一部を土木遺産として保存されているものです。

そんな貴重な史跡なので普段は立ち入ることができないのですが、なんと月に一度だけカフェに変身するんです。

この日だけは普段めったに入れない洗堰に入ることができ、しかもコーヒーや紅茶を愉しめるのです。

入り口でドリンクを注文しますが、ドリンク代はなんと無料!(カンパ制)

実はこの「洗堰レトロカフェ」を運営されている佐々木さん、河川景観に取り組む仕事を本業とされており、その傍ら洗堰の歴史や景観について多くの人に伝えたいと、この場所でのカフェを思いつかれたのです。

ペーパーウエイトもテトラポットになっているところがこだわりですね。

さっそく洗堰の中へ・・・

旧洗堰から新洗堰を望む・・・

瀬田川に突き出た洗堰の上なので、360度の視界が楽しめます。

この日は暖かいコーヒーをいただきましたが、この紙コップにもこだわりが!

紙コップ本体だけでなく蓋までも生分解性素材となっており、環境に優しいのです。しかも蓋は国内では手に入らないらしく、わざわざ輸入までされているという徹底ぶり!

美しい景色だけでなく、佐々木さんから様々な洗堰のお話を聞かせていただいたり、また環境問題にも思いを寄せながらいただくカフェ。勉強にもなります。

ふと足元を見ると・・・

グレーチングの蓋の先に瀬田川の流れが・・・・! ちょっとしたスリルも味わえますよ。

実はFunazushi-maru、自転車関係のイベントで佐々木さんをお見かけしており、この日店先に立たれている佐々木さんをみてびっくり!

河川景観の活動の他、自転車利用を推進する活動にも積極的に関わっておられます。

店頭には三重県多気町の木材で作られたサイクルラックなども設置されるなど、サイクリストウェルカムなお店。

是非みなさんも瀬田川ぐるりさんぽみちでポタリング(自転車散歩)の際には、「洗堰レトロカフェ」にてレアでレトロな体験をしてみてはいかがでしょうか?

ちなみにここでしか手に入らないダムカードならぬ、「洗堰カード」もゲット。レア感がこんなところにも・・・

「洗堰レトロカフェ」

〒520-2279

・滋賀県大津市黒津四丁目地先

アクア琵琶の正面 旧瀬田川洗堰

・JR琵琶湖線石山駅より京阪バス「南郷洗堰」下車、徒歩5分

・毎月 第4土曜日 13:00~17:00 or 日没

(雨天・強風等悪天中止 無料・カンパ歓迎)

トップへ戻る

TOP