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マレーシア旧正月限定で食せる縁起物の祝膳イーサン

逗子 マリナ

逗子 マリナ

マレーシア特派員

更新日
2018年2月7日
公開日
2018年2月7日
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日本では「春節」「旧正月」で知られるチャイニーズ・ニュー・イヤー(Chinese New Year)は中華系マレーシア人にとって一番大事な時期。

ショッピングモール、レストランなどを始め、クアラルンプール全体がその年の干支と真っ赤なデコレーションに包まれます。

クアラルンプールでも、一ヶ月ほど前から色々なところにオーナメントや関連商品などが売られ、お正月ムードが盛り上がってきています。

そしてマレーシアの旧正月で欠かせないのがイーサン(Yes Sang)。

昨年は中華系の友人ファミリーと共に祝いました。記事はこちら

何やら聞きなれない料理名ですが、実は華僑が多い東南アジアでもイーサンを食べる習慣がある国は限られているとこのこと。

「魚生」と表記されますが、魚はサーモンがトッピングに数切れ入っているだけ。

他には緑と赤の揚げた麺をくだいたもの、揚げワンタン、きゅうり、マンゴー、パイナップル、ピーナツフレーク、パクチーなど。

ポメロ(Pomelo)という直径20cmぐらいの大きな柑橘系の果物が入っているのが特徴の一つ。

日本ではブンタンなどと呼ばれているようで珍しいようですが、マレーシアではスーパーなどで売っているをよく見かけます。

このようにきれいに盛り付けて提供されるのですが……

食べる時には菜箸を突っ込んで中の具材を高く持ち上げとにかく混ぜに混ぜます。テーブルが汚れるのもおかまいなし。旧正月では親戚一同や友人同士でイーサンの皿を囲んで、新年の挨拶や願い事などを言い合って祝います。

今回は予行演習、というわけではないのですが以前に行ったタイレストランで発見したので、ランチに食べました。ちょっと具材もタイ風にアレンジされていました。

個人的にイーサンはサーモン、生の野菜や果物が入っていて食べやすく、上にかけるタレも酸味が効いていたりとさっぱりとした味わい。

暑い夏に食べる冷やし中華みたいなので、個人的には通年食べたいなと思うのですが、祝い膳なので期間限定なのが残念なほどです。

1月-2月にかけて旧正月で賑わうマレーシアを訪れる機会があったら、ぜひイーサンを食べてみてはいかがでしょうか。中華系のレストランだけではなく最近では回転寿司チェーンやアジア系レストランなどでも実施しているようです。

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