キーワードで検索
今回の伊豆・静岡特派員ブログは、標高1,500m近い奥日光湯元温泉からやって来た矢津田がお届けします。
奥日光は戦場ヶ原など、人気のトレッキングコース多い場所ですが、この南伊豆にも素晴らしい遊歩道があることをご存じでしょうか?南伊豆の海岸線には集落が点在し、伊豆半島最南端の石廊崎から子浦までは、その集落をつなぐように遊歩道があります。
集落は石廊崎港から中木→入間→吉田→妻良→子浦と続き、日本ジオパークに認定され、世界ジオパーク入りを目指す伊豆半島ならではの、ダイナミックな景観が楽しむことが出来ます。
遊歩道マップはこちらをご覧ください。
これらのコースを歩くことを「海歩き 絶景トレッキング」と名付けてみました。その中からお勧めの2コースをご紹介します。
□□□ 南伊豆歩道 入間~吉田 約3時間30分 □□□
このコ-スは入間海岸から吉田海岸という、美しい二つの海岸を繋ぐコースで、途中、南伊豆一の絶景ポイントととも言える「千畳敷」があります。
欠点は入間も、吉田もバスの便が悪い場所で、起点から終点まで歩いた場合は同じコースを戻るか、車道を歩いて戻り、途中バスが無ければ「8.8km・約2時間20分」を歩いて戻るということになります。
そのため、私自身も最後まで歩いたことはなく、入間海岸から途中の千畳敷まで歩き、千畳敷の絶景を満喫し、入間海岸に戻るという楽しみ方をしています。入間海岸にはトイレも自動販売機もあり、駐車場も沢山あります。吉田海岸はトイレはありますが、駐車場は2~3台分、自動販売機はありません。
入間港
入間港 防波堤
入間港 防波堤から見た千畳敷
千畳敷に向かう途中の絶景ポイント
下れば千畳敷
千畳敷
遊歩道から見た吉田海岸の絶景
千畳敷は素晴らしい絶景が楽しめる場所ですが、駐車場から徒歩40分から60分ということもあり、訪れる人はあまり多くありません。週末は数人釣りを楽しむ人がいましすが、平日はほとんど人と出会うことはありません。この雄大なジオ風景に腰かけ、雄大な太平洋を眺めていると本当に幸せな気分になれます。
□□□ 子浦日和山遊歩道 約1時間05分 □□□
子浦の駐車場を起終点に迫力の海岸美を眺めることの出来るコースです。
この「子浦日和山コース」は、子浦海岸近くにある駐車場に車を止め、約25分集落の中の坂を上り、落居口のバス停まで出ます。ここにある峠の茶屋(閉店)の横から遊歩道に入ります。
コースには二つの絶景ポイントがあり、遊歩道に入り10分も歩けば眺めのいい草原に着き、一つ目の絶景ポイントに出ます。妻良の港町も展望出来ます。
もう一つ絶景を見るには、この草原を下り海岸に出ます。オーバーハング状態の岸壁、そこを通り抜けた後に現れるゴツゴツとした荒々しい海岸。これぞジオ風景という、この光景も見逃せません。
駐車場近くの子浦海岸風景
日和山からの妻良港
休憩する場所もあります。
日和山から海岸に戻るコース途中にあるジオ風景
山のトレッキングと言えば初夏から秋がシーズンですが、ここ伊豆半島のトレッキングは秋から春がシーズン。夏は暑すぎてお勧め出来ません。雪があり山でトレッキングが楽しめないシーズンでも、雪が降るようなことはめったにない南伊豆では、冬でも山歩きが楽しめます。
今回ご紹介した写真の人が写っている風景は2月末に撮影しました。南伊豆の冬はこのような風景です。是非とも秋から冬の南伊豆でトレッキングを楽しんで下さい。