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みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(にわあつこ)です。
私がここイタリアに住みだして、2018年で4年目です。おそらく4年も住んでいたら言葉も完ぺきでさぞかし充実したイタリアライフを過ごしているのではないか?とご想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、ところがどっこい本当にまだまだ超新人状態。イタリア語については、なんとか日常会話はこなせる程度になっていますが、スピードが少しでも早かったり、ちょっと突っ込んだ話でもされたもんならまだまだ頭の中が?だらけになります。ほんと、トホホな話ですが( ;∀;)…。
生活や習慣についてもまだまだ理解できていないことも多く、今日、この3月19日に関しても、4度目の今年でやっとでしっかり意識できたというところです。
3月19日はタイトルで書いた通り「父の日」です。
ここイタリアでは、1年365日すべての日に聖人が定められています。いわゆる誕生日の聖人が、その人の守護聖人となるわけです。
では3月19日の聖人は誰なのかというと、サン ジュゼッペ( San.Giuseppe ) 。そうイエスキリストの養父であり、マリア様の夫です。日本では「ヨセフ」として知られていますね。
でうので"聖キリストの父の日"→"父の日"として考えられているのだとか。
日本では母の日に比べて断然に盛り上がらない父の日ですが、こちらはそこそこの盛り上がりは見せます。
と言ってもやはり5月第2日曜日の母の日ほどでは全くないですが…。
そしてこの日は、Zeppole (ゼッポレ)と呼ばれるお菓子を食べます。メイン写真がぶれていてごめんなさい。左下にうつっているお菓子です。これもエリアによって呼び名が違ったり、形が違ったりするようです。ここでは、シュー生地をドーナツ型にしてフライしたもの、もしくはオーブンで焼いたものにカスタードクリームを合わせ、アマレーナ(さくらんぼの一種)のスピリッツ漬けがトッピングされているものが王道の模様です。
こういう季節のお菓子は、午前中のうちですべて完売するのが常なので、午前中の内にゲットし夜にパートナーのお父さんにプレゼントしてまいりました。
日本もこんな感じで、商業的な目的ではなく、何らかの意味のある日が父の日だったらもう少し脚光を浴びるイベントになっていたかも知れませんね~。日本のお父さん方、ちょっと寂しいですね~。
では、素敵な一日をお過ごしください。
Buona giornata.