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みなさんこんにちは、アンコーナ特派員の丹羽淳子(ニワアツコ)です。
日本を離れて数年…。日本にいる友達からよく聞かれるのが「毎日、何食べてんの?」。
イタリアなのでパスタ料理などをよく食べてそうに想像されるのですが、日々野菜やお肉をごく普通に食べています。
焼いたり、煮たり、蒸したり…。日本にいるときよりもオリーブオイルをよく使うようになったかな?
また「和食食べたくなるでしょ~?」「ご飯とか炊くの?」とも聞かれますが、
私は幸運にも和食への渇望がかなり低いようで、来伊してから3年程度、和食を自宅で用意したのは本当に数える程度。
それでも、やっぱりお友達を招いてのお食事会などでは、必ず一品は和食っぽいものを用意しています。
さて、その和食っぽいもの。
ここ、小さな都市アンコーナでも買い求められるのか?と思われるでしょうが、大手のスーパーマーケットに行くと、和食&寿司&健康食ブームで、必ずと言って和食材コーナーがあります。そこでは、寿司米やお醤油、寿司海苔、こんにゃくなどが売られています。
ただ高い!
ですので、ここアンコーナで日本食材を購入するお勧めは"Chen Fu Market"さん。
中国人の方が経営していて、年中無休&朝8時から夜9時まで開いている、イタリアらしくないお店です。
アンコーナ方面に行くとき、時間があればかならずよるお店の一つ。
アジアのものもあれば、アフリカのものもあってとっても楽しいんです。ここイタリアでは中国人の方々が多種にわたるお店を経営されていますが、彼らのネットワークとビジネス根性には脱帽です。
このお店で売られているもので、一番うれしいのはお野菜!イタリアでは私たちにとっての定番野菜があまり手に入らないのです。
こちらは干ししいたけ。これは中国製かな?
鍋料理やお漬物にはこちら白菜!必須ですよね。日本のよりはちょっとだけ小さめ。
これが実は一番うれしかった出会いの大根。
サバの塩焼きと大根おろしが食べたい時にたまたま見つけて、感動してしまいました。
細長いので、毎度数本購入し、炊いたり、サラダにしたりしています。
カレールーやお味噌なども売っています。ラーメンもありますよ。
調味料はかなり微妙な品揃えで、みりんや出汁関係はありません。だしの素が欲しい…!
こちらお豆腐です。きぬこしとは比べ物にならないほど柔らかいので、調理が難しい。
ただお値段が1ユーロ程度と大変お買い得。
味の素がこのサイズで売られていました。うまみと言えば味の素だからでしょうか?
家で使い切れるサイズじゃないですよね(笑)
私が最も購入したい一品。うどんです。
なぜ北海道なのかはわかりません。
美味しそうなのですが、たった4玉しか入ってないのに3€という金額を見て、いつも購入を断念してしまいます。
絶対に美味しいと思うんですけどね。かなりなぜいたく品です。
和っぽいお菓子や、インスタントラーメンも数多くそろっています。日本人のお友達に紹介したらかなり喜んでもらえました。
お店の中のにおいはかなり独特ですが、和食を欲したら行く価値ありです。
電話番号や開店時間など、細かいことはよくわかりませんが、アンコーナ駅から歩いて5分程度。駅前エリアです。
お店の人はあまり愛想はよくありません。
そして最初は「中国人か?」という感じでいぶかしく見つめられます。
明るく「CIAO」とあいさつしてあげて下さいね!
では、素敵な一日をお過ごしください。
Buona giornata.
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名前:Chen Fu mercato
所在地: Via Giordano Bruno, 23, 60126 Ancona AN