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現在マレーシアはラマダンの期間。
2018年のラマダンは5月16日〜6月14日まで。イスラム暦に基づいてその年のラマダン期間は変動します。
モスリム(イスラム教徒)は、夜明けから日没後まで食事をできないため、フードコートなどはいつもと違って空いています。基本的にはマレーシア人でもモスリム以外は普通に生活していますが、やはりどことなく普段の生活ペースとは違ったように感じられます。
営業時間が変更あるいは休みといった飲食店やショップもあるので旅行などで訪れる場合は注意が必要です。
特に飲食店はラマダン期間は夕方から営業といったところも。
ラマダンの期間だけに開催されるのがラマダン・バフェ(Ramadan Buffet)。マレー系料理を中心としたバイキングです。
ホテルや飲食店などには、スタート時間の日没前後からモスリムのみならず多くの人々が訪れて賑わっています。ラマダンバフェではもちろん飲酒はできません。
スーパーやデパートでは、ハンパー(Hamper)と呼ばれるお菓子やドライフルーツ、飲み物などが入ったバスケットが山のように積まれています。
これは親戚や知人などの家を訪れる時に持参するギフトのようなもの。
このハンパーはチャイニーズニューイヤー(中華系)、ディパバリ(インド系)など民族によって中味が違うので、興味深いところです。
またこの時期はラマダン・バザールも至るところで開かれているので、のぞいてみてはいかがでしょうか。巨大ショッピングモールワンウタマ(1UTAMA)のイベントスペースには、中東風のバザールが再現されていました。
季節感が感じられないマレーシアですが、民族ごとのイベントが多く、ショッピングモールのディスプレイで月日の移り変わりが感じられます。
それもまた生活の中の楽しみの一つとなっています。
クアラルンプールの中心ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)の高級ショッピングモールのパビリオン(Pavilion)では、イベントのたびに大きく美しく、そしてびっくりするようなディスプレイで知られています。逆にイベントを意識していないで訪れて、気付かされることも。
6月15日、16日はハリラヤ・プアサ(Hariraya Puasa)でラマダン明けの祝日となります。この時期は日本でいう年末の帰省ラッシュみたいなものです。交通渋滞があったり、観光地が混雑したりするので、余裕を持っておでかけくださいね。