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以前に、手頃なお値段で素朴でおいしいローマ料理を楽しめる「ロモロ・エ・レモ(Romolo e Remo)」というレストランをご紹介しました。大衆的で飾らない雰囲気のお店でありながら確かな"味"がいつも楽しめる為、地元の人に非常に人気があるお店です。数年前より外国の観光ガイドブックにも掲載されるようになった為、近年、外国人観光客さんも増えて来ましたが、日本ではまだ知られていません。本日は、「ロモロ・エ・レモ」でいただくことが出来るピザのお写真をお届けします!
2016年12月31日号 ローマっ子でいっぱい!手頃なお値段でおいしいローマ料理店「ロモロ・エ・レモ」 こちら
↑ ローマのピザと呼ばれる"ピッッア・ロマーナ(Pizza Romana)"を注文しました!トマトソースをベースに、オレガノ、アンチョビ、ケイパー、黒オリーブのシンプルな具がのっている軽いピザです。
ピザの発祥地といえばナポリで、ピザには2種類のタイプがあります。
"ナポリ風ピザ"と呼ぶものは、生地に厚みがあるモチモチした食感のピザです。一方、生地が薄くかりかりなクリスピータイプのピザを"ローマ風ピザ"と言います。「ロモロ・エ・レモ」では、"ローマ風ピザ"をいただくことが出来ます。簡単にナイフで切れてしまう薄さがローマのピザの特徴です。お店には30種類以上のローマ風ピザが揃います。
↑ お店の名前「ロモロ・エ・レモ(Romolo e Remo)」は、ローマ建国の祖となった双子の兄弟"ロモロとレモ"に由来をしています。お店の最寄駅は、ローマの七大聖堂の一つ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂がある地下鉄A線のサン・ジョヴァンニ駅で、お店の近くにはカラカラ浴場やチルコ・マッシモなどの観光スポットがあります。昼食時は予約なしで訪れても座れますが、夕食の場合は21時近くから急に地元のお客さんで混み合いますので、事前の予約をおすすめします。365日年中無休で営業しています。
↑ お店の壁には、俳優、サッカー選手、文化人などのサインと写真がびっしり見えます。
パスタからお肉・お魚料理、ピザまで当たり外れはありませんが、前菜からプリモ・ピアット(第一皿目)、お肉・お魚料理のセコンド・ピアット(第二皿目)、ピザ、ドルチェまでローマらしいものが揃っているので、ローマの名物を一つか二つ、選択されると良いかもしれません。
例えばローマの代表的なお料理には、アーティチョークのローマ風 "カルチョフィ・アッラ・ロマーナ(Carciofi alla Romana)"や、アーティチョークのユダヤ風 "カルチョフィ・アッラ・ジュデア(Carciofi alla Giudea)"があります。前者のローマ風は、アーティチョークの蕾の中にローマミントなどを詰めて、白ワインとオリーブオイルで蒸し煮にしたものです。ユダヤ風は、蒸し煮ではなく、唐揚げにしたものです。パリパリの食感が楽しめます!
↑ こちらは、トマトソースとモッツアレッラチーズだけの一番シンプルなピザ、ピッツア・マルゲリータ(Pizza Margherita)です。
なお、イタリア語では日本語の様に "ピザ" とはいいません。Pizza と書いて "ピッツア" と発音します。複数形の場合は、語尾が e に変わってPizze ピッツェとなります。ピザの専門店ともいえるピザ屋さんは、ピッツェリーア Pizzeria と呼びます。イタリアではこの単語は非常に使用頻度が高い単語で、幼児でも何のことか理解しています!
↑ ナスと粉末のパルミジャーノチーズが具となったピッツァ・パルミジャーナ(Pizza Parmigiana)です。重そうに見えますが、生地はかりかりしています。
↑ トマトソースとオレガノ、ニンニクだけでもこんなに風味があるものか!といつも感心するピッツア・マリナーラ(Pizza Marinara)です。焼き上がりに、ぐるっとオリーブオイルがかけられます。
イタリアを代表する食べ物ピザは、現地では伝統的には夕食に食べられます。
* 街角の切り売りピザのお店は一日中オープンしています。
その為、ピザの有名店のほとんどが夜のみのオープンとなっています。こちらの「ロモロ・エ・レモ」も、ピザはお昼に行ってもお店のメニューには載っているものの、かまどに火が点けられるのは19時頃ですので、夜のみ食べることが出来ます。
水と気候が違うせいなのか、ローマのピザは本当においしいです。カマドでカリッと(ナポリの場合はモチッと!)焼くのです!
インフォメーション:
名称 ロモロ・エ・レモ(Romolo e Remo)
住所 Via Pannonia 22, 00183, Roma – Italy
オープン時間 昼食:12:30~15:30、夕食: 19:30~23:30。
休日 なし
ホームページ こちら(イタリア語)