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ここ数年、パリの中でようやく正しく認知され始めた日本酒。以前と比べて試飲会が開かれる機会も増えてきました。 先週日曜はパリ市内8区にあるイベントスペース「Wa Salon」で、秋田県の日本酒を集めた試飲会があったため参加してきました。
開いたのはフランスへ日本酒を卸しているジャパン・エクスキーズ株式会社。同社の代表取締役であり、フレンチの巨匠ジョエル・ロブションの息子さんである安部ロブション・ルイさんが、参加した飲食関係者へ秋田の日本酒を説明しつつ、それぞれの銘柄の感想を聞いていきました。
始めは発泡性のある日本酒から始まり、最後は古酒に。私はレストランなどの経営者ではないため、正直なところ比較的気楽に試飲していたのですが、飲食関係のフランス人参加者は、皆、新しい味を探そうと真剣。「おいしいか」「フランス料理と合うと思うか」「ボトルの見た目はどうか」「いくらだったら買いたいか」など、さままざま面から各銘柄に対する意見をあぶり出していきます。こうやって次々と新しい銘柄が、フランスに紹介されていくんですね。
日本酒に合わせて稲庭うどんなど、秋田県の食品などの紹介もありました。
並ぶ銘柄の中にはすでにフランスへ輸入しているものもありますし、まだ輸入していないものもあります。今回の飲食関係者の反応次第では、さらに新しい銘柄がパリで飲めるようになるかもしれません。
今回のイベントが開かれたWa Salonは、試飲会のようなイベントの他にも、日本のさまざまな商品を展示し、フランス人消費者に紹介する仕事をしています。フランスでの日本製品の様子を知りたかったら、顔を出してみても良いと思います。
【データ】
住所:9 rue Treilhard 75008 Paris
営業時間:11時〜19時30分
休み:土・日曜
最寄り駅:地下鉄9・13号線Miromesnil