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東南アジアが原産の果物「マンゴスチン」。日本では、なかなかお目にかかれない、タイの果物の一つです。バンコクでは、5、6月ごろからその姿を目にします。価格帯は、道端の出店や果物屋さんの店頭では、キロあたり100バーツ前後で販売されていることが多いです。現在のレートでは、日本円で約330円。先日、大小取り混ぜて3、4個購入してみたところ、40バーツ(約130円)でした。
果物の女王と呼ばれるマンゴスチン
「果物の女王」として知られているマンゴスチンですが、そもそもの由来は、大航海時代のこと。当時、ヴィクトリア女王が「我が領土にあるマンゴスチンをいつも味わえないのは遺憾である」と言われたことが発端という説が有名です。余談ですが、「果物の王様」として知られているのが「ドリアン」なので、どちらも東南アジアの果物というのはちょっと面白いですね。
染料にも使われています
マンゴスチンの果肉は真っ白ですが、外皮は渋みのある赤茶色です。色素としても用いられているそうなので、くれぐれも食べるときには衣類への着色に気をつけてくださいね。ホテルのお部屋で食べる場合は、ベッド周りのリネンなどにもご注意を。
真っ白な果肉が爽やか!
皮の中から現れるのは、真っ白な果肉。例えるのが難しいほど、食感は繊細で爽やかな甘みです。チュルッとしていて美味しいですよ。種も有りますが、これは食べられません。実際の可食部分は少ないながらも、とても満足度が高いフルーツです。機会があれば、ぜひ一度はトライしてみてくださいね!
賞味期限が短い果物
厚い皮に覆われてはいるものの、足が早いのがマンゴスチン。何日も置いておくと、果肉が白から透明に変化してしまい、本来のフレッシュな食感が失われてしまいます。コロンとした可愛らしい見た目なので、つい長く鑑賞していたくなりますよね。私も数日部屋に置いて楽しんでいたのですが、やっと冷やして食べる頃には透明度がぐっと増して、独特の繊細さがなくなっていたという失敗をしたことがあります。ご購入の際は、ぜひ美味しいうちに召し上がってくださいね。冷蔵庫で冷やしてから食べると一層美味しいのでおすすめです☺︎