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イタリアの今日、8月15日はFerragostoでピクニックを楽しむ祝日です

丹羽 淳子

丹羽 淳子

イタリア特派員

更新日
2018年8月15日
公開日
2018年8月15日
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暑苦しい真夏感は少しやわらぎ、空が高くなったように感じられます。この日はちょうど日本での立秋にあたる日でした。日本とちょうど同じように季節が変わっていくんだな、と感心した次第です。

さて、今日はFerragosto(フェッラゴスト)と呼ばれる1日で、イタリアでは祝日扱いになります。Ferragostoが何の日なのかと言うと"聖母被昇天の祝日"。聖母マリア様が天に召された日なのだそうです。祝日としての起源は、紀元前に上り、アウグスティヌス帝の時代だそうで、もともとのこの日の役割はというと、農民たちが農作業の疲れをいやすためにこの日を祝日として制定されました。街の外まで足を延ばしてピクニックをしに行ったりしたという記述もあるそうです。トスカーナ州のシエナで行われるパリオもこの日のいわれに因んだものと言われています。そして現代の私達はこの日に何をするかというと、なんと"ピクニック"を楽しみます。ちょっとびっくりですよね。私はというと、去年初めてFerragostoのピクニックを体験しました。Ferragostoはピクニックをするものなんだ!」と教えられ、車で1時間ほど山間に入った場所でBBQを楽しみました。その日の様子。友人の写真を借りたので、モザイク処理で失礼します。このだだっ広い日陰もないところがBBQ会場。驚くほど暑かったのをよく覚えています。そしてこちらのBBQでは日本の様に野菜を焼く、なんてことはございません。この時は、フォカッチャでお肉を挟んで戴いたので、フォカッチャもサルシッチャと一緒に焼いています。

お肉の味付けも、日本の様な焼肉ソースなんて洒落たものは無く塩のみ。このほかでも何度かBBQはしましたが、正直、BBQはもうしなくてよいかな、というのが本音です。

日本のお盆も宗教行事で8月中旬、イタリアのFerragostoも8月15日と縁を感じている私です。そして夏休みもこのFerragostoを前後で取得する人が多く、これも日本の夏休みっぽいですよね。もちろん長さは2週間から3週間とかなり長めですが。

この時期は日本の夏休みを兼ねてイタリアに旅行される方も多いと思いますが、15日は祝日なので、クローズしているお店や美術館など、沢山あると思います。お気を付けになってくださいね。

では、素敵な夕べをお過ごし下さい。Buona Serata.

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