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比叡山延暦寺について
「日本天台三総本山 特別拝観券」で行く第1弾は、世界文化遺産『比叡山・延暦寺』。
延暦寺は大きく「三塔」=東塔・西塔・横川と呼ばれる3つのエリアから成り立っており、これらを総称して比叡山・延暦寺と呼ばれます。
全国の天台宗総本山である比叡山。その山の広大なエリア全体が聖地となっており、京都市や宇治市の寺社とともに「古都京都の文化遺産」として世界遺産に登録されました。
東塔エリアへ
まずは麓の日吉大社の脇にある表参道から徒歩でアクセスできる東塔エリアから。
文殊楼 撮影:Funazushi-maru
坂本から登ってきて、比叡山会館の前を通過すると急な石段の先に立派な山門が現れます。「文殊楼(もんじゅろう)」です。
延暦寺の山門であり慈覚大師円仁が創建したと言われます。この門は中に入ることができますよ。
そして、文殊楼をくぐると見えてくるのが、
根本中堂 撮影:Funazushi-maru
「根本中道(こんぽんちゅうどう)」です。
三塔といわれる各エリアには中心となる仏堂があり「中堂」と呼ばれます。
その中でも特に延暦寺の中心的なエリアである東塔の中堂であり、延暦寺最大の総本堂となるのがこの根本中堂なのです。
現在は2016年から10年間もの時間をかけて大改修を行うことになっており、外側は工事用の建物で覆われていますが、中への拝観は可能です。
中に入ると1200年消えることなく灯され続けている「不滅の法灯」が安置されており、暗闇の中にほの明るく光る法灯の様子は仏の世界を見るようで神秘的です。
ちなみに工事用建物の内部は見学ができるようになっており、普段なら見ることができない大屋根の様子などを上から眺めることも可能となっています。
根本中堂の左手石段を登っていくと休憩所や売店のあるエリアが現れます。
暑い季節に冷やし甘酒がピッタリ! 撮影:Funazushi-maru
麓よりも3~5度気温が低いと言っても、今年の夏は暑い・・・。たまらず冷たーい甘酒を頂きました。お米の優しい甘さと適度な塩加減が身体に染みわたります!
さて、生き返ったところで先へ進みましょう。
大講堂と鐘楼 撮影:Funazushi-maru
「大講堂」が見えてきました。鐘楼では「ゴォ~ン」と鐘を山に響き渡らせるのもいいですね。
さらに奥へと進んでいくと、
阿弥陀堂への石段 撮影:Funazushi-maru
大きな石段が現れます。
その先には、
阿弥陀堂と東塔 撮影:Funazushi-maru
朱色が鮮やかな「阿弥陀堂」と「法華総持院 東塔」がありました。
伝教大師最澄が全国6か所に建てた宝塔の中心となるのがこの東塔です。阿弥陀堂の前には水琴窟もありますよ。
国宝殿「至宝展」
東塔エリアには「国宝殿」と呼ばれる重要文化財を展示保管している施設があります。
国宝殿 写真提供:比叡山 参拝部様
現在、国宝殿では、
「至宝展」伝教大師1200年大遠忌記念 ~比叡の秘められし、仏像が今、一堂に集結~
という催しが前期8/1(水)~9/30(日) 後期10/3(水)~11/30(金)という期間限定にて開催されています。
西塔瑠璃堂の薬師如来像をはじめ、これまで公開されていない仏像・仏画などの貴重な文化財の数々が一堂に集まります!
仏像ファンは必見ですね!
【比叡山・延暦寺】東塔エリア
アクセスおよび問い合わせ先は下記リンク先をご覧ください。
比叡山延暦寺公式サイト:https://www.hieizan.or.jp/