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みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(ニワアツコ)です。今回のブログでは、私にとっても長年の不思議であったことを初めて身近で体感してきたので、ご紹介しますね。それは、Lotteria :宝くじ です。日本で宝くじと言うと、年末ジャンボ宝くじやナンバーズ、トトカルチョなどが有名どころでしょうか。私があまり興味が無かったのですが、それほど身近にあるものではなかったような気がします。少なくとも私が子供のころ(もう数十年前ですが)は、くじと言えば年末ジャンボか年賀状くじが主流でした。
さてここイタリアではどうでしょう。少なくとも日本よりは数多くの人が宝くじで遊んでいる、いや失礼、夢を買っているように見受けられます。イタリアに旅行された方なら見たことがあられるのではないでしょうか。バールや新聞屋:Edicola、タバコ屋さん:Tabaccaioで、ずらっと並ぶ様々な種類のくじを。こちら、我が家近所のちょっと大き目なTabaccaio。お店の半分はこのようにくじコーナーです。
宝くじにもたくさん種類があって、数字を選んすぐに結果がわかるものや抽選日が決まっているもの、またスクラッチタイプなどなど。何が何なのか種類が多すぎてよくわかりません。土曜のお昼直前にやってきたので、人はとっても少ないですが、いつもはくじを買い求める人、換金する人で大混雑しています。年齢層はやはり年金受給者層が大半ですが、たまに若い人も見かけます。
というのも、"夢は見るだけじゃかなわない"、ではないですが、「象徴的で印象的な夢を見たら宝くじを買え」という習わしがイタリアではあるらしいのです。Smorfia Napoletana と呼ばれ、ナポリ流夢占い。見た夢の内容に番号が振られていて、その番号を元に数字を選ぶんだとか。そういえば、義母がよく「今日は〇〇の夢を見たから、彼女の誕生日の数字で宝くじを買いに行くわ!」と言っていました。
今回は主人が非常に印象深い夢を見たということで私達もくじに挑戦です。見た夢の内容はと言うと「大きな口を開けさせられて、そこに爪楊枝の束を突っ込まれる」という、なんとも恐ろしいもの。
片手にスマホを置き、自分の夢の番号を確認しています。以下のページで夢の番号が確認できますよ。象徴的だったモノをイタリア語で入力し、Napoletana をクリックしてみてくださいね。https://www.lottomaticaitalia.it/it/prodotti/lotto/smorfia/consultaとにかく、何を買ったらいいのかよくわからなかったので、お店の人に「この4つの数字でくじを買いたい」と行ったところ、レジ内にある機械を使って、適当なくじを発行してくれました。掛け金も自分で選べました。2ユーロをベットし抽選は数日後…。当たっているかしら。 掛け金が低すぎ?
このお店にはこんなコーナーもあります。これもイタリアではよく目にするのではないでしょうか?バールのすみっこや、ちょっと薄暗い場所に置かれている場合が多いと思います。
これはそのままですが、スロットやカードゲーム機で、課金することができます。ですので上手くいけば実際に儲けることもできるんですね。こんな感じで、いつも結構みんな必死でやっています。
Lotteria、Lotto(宝くじ)は手軽に楽しめます。すぐにお金を受け取ることができるタイプのモノもありますので、ぜひイタリアに来られた際に何か夢を見たら、番号を探して宝くじを買い求めてみてください。当たればラッキー、当たらなくても旅の思い出にはなるかも、です。
では、またお会いしましょう。Ci vediamo presto.