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世界のトップ10に入るカカオの産地マレーシア。
お土産の定番となっているチョコレートのベリルズ(Beryl's)などが知られています。
そしてここ数年、注目されているのが単一農場(Single Estate Farm)で採れたカカオを使ったプレミアチョコレートです。
単一農場といえば、コーヒー豆や紅茶などにも使われる表現で、クオリティの高いイメージがありますね。
今回クアラルンプールのスーパーのチョコレートコーナーで見つけたのはベンズ・チョコレート(Benns Chocolate)の板チョコレート。
単一農場のカカオだけを使い作られたビーン・トゥ・バー(Bean To Bar)です。
こちらはパハン州スンガイ・ルアン(Sungai Ruan)のコー・カカオ・ファーム(Koh Cacao Farm)で採れたカカオを使ったもの。
カカオ農場のある地名が、そのままチョコレートの銘柄となっています。
パッケージの中にはエステートと生産者を紹介するカードが封入されていました。
カカオの含有率72%で、さらにカカオニブズ(Cacao Nibs)といってカカオを砕いたものが入っています。
値段は10cmの正方形型でRM14.9(約409円)。
スーパーで売られているほかのマレーシア産のチョコレートと、やや高めの価格です。
開けてみると見た目は普通にチョコレートでした。
気になる味はというと……
カカオ70%超えなので、ビターなのは想像できましたが、口に入れるとカカオの風味がはっきりとします。
カカオニブズが入っているので、特に独特の苦味と香りが際立つのだと思いますが、チョコレートというよりも、まさにカカオのバーです。
マレーシアのスイーツとしては今までにない、上品で甘さが控えめな大人味のチョコレートといった印象。
甘いのが苦手な人や、いつもと違うマレーシアのばらまき土産としてもよいかもしれません。
【データ】
ベンズ・チョコレート(Benns Chocolate)
住所:Lot No. 1, Jalan CJ 1/6C, Kawasan Perindustrian Cheras Jaya, 43200 Batu 11 Cheras, Selangor