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ローマ中央駅・テルミニ駅にもほど近いサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、ローマの四大聖堂の一つでもある大変重要な聖堂です。ローマでは、この聖堂は、ローマ教皇リベリウスが、356年に夢の中で「これから雪が降る場所に聖堂を建てなさい。」とマリア様からのお告げを聞いたことに由来した"雪の奇跡"というイベントが、8月5日の夜に行われることで知られています。毎年この日には、聖堂の前に雪が降るのです!
参考記事:
2017年8月31日号 真夏に降るロマンチックな雪!毎年8月5日は"雪の奇跡"-サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂 こちら
大きな聖堂は通常は地上から見上げる形になりますが、聖堂の真向かいにある建物の屋上からは、眼前に迫る聖堂と周辺のパノラマが楽しめます。それでは写真でご紹介しましょう!
↑ 夕暮れ時の素晴らしい夕焼けです。
さて、パノラマが楽しめる場所ですが、聖堂の真正面の建物には、4つ星ホテルのメチェナーテ・パレス・ホテルが入っています。そのホテルの屋上にはレストラン"La Terrazza dei Papi(法王達のテラス)"があり、こちらから見ると、まるで聖堂が目の前に迫って来るかの様な眺望を楽しめます。レストランは、宿泊者でなくても利用が出来ます。
↑ ホテルの屋上レストランは、このピンク色の建物の一番上に見える白いルーフがかかっている部分です。
↑ サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部です。
一般的にはローマ教皇シクストゥス3世(在位:432~440年)により献堂されたとされていますが、正確には少し遡った教皇リべリウスの時代(在位:352~366年)に起源を持つ、大変長い歴史のある聖堂です。
↑ 聖堂の中には、教皇シクストゥス3世の時代の古代のモザイクが多く残っています。
↑ これらは絵の様に見えますが、一つ一つが小さな石片のモザイクで出来ています。
↑ 広場にあった聖母子像が目の高さで現れます。マリア様がのっているこの円柱は、フォロ・ロマーノのマクセンティウス帝(在位:306~312年)のバジリカに8本あった円柱の最後の生き残りの1本であり、17世紀の初めに教皇パウルス5世によりこの場所に整備されました。地上からはとても小さく見えた聖母子像が、ここからは手が届きそうです。
↑ 屋上レストランからは360度のパノラマが楽しめます。訪れ方は、ホテルの入口(カルロ・アルベルト通り3番)から入り、レセプションの人にレストランへの行き方か、パノラマを見たい旨を尋ねてみて下さい。レストランの営業は18時30分~23時ですが、時間外でも、特別テラスの掃除やメンテナンス等が入っていない限り、入れて見せてくれます。レストランがオープンする少し前の時間帯であれば、ほぼ確実に見学することが出来ます。
インフォメーション:
名称 Mecenate Palace Hotel(メチェナーテ・パレス・ホテル)
住所 Via Carlo Alberto 3, Roma
電話 06-44702024
ホームページ こちら