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「神あかり」実施中の多賀・胡宮神社

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2018年11月4日
公開日
2018年11月4日
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近江多賀 神あかり

多賀大社で有名な滋賀県犬上郡多賀町。

先日の記事(神生みの社が放つ神秘の光・多賀大社の「神あかり」)でもご紹介したライトアップイベント「近江多賀 神あかり」が現在開催中です。

このイベントは紅葉のピークを含む11月30日までの期間中、多賀町内にある「多賀大社」「胡宮神社」「高源寺」「大瀧神社」の4つの特徴的な寺社で夜間ライトアップが行われています。

このうち「胡宮神社」へ多賀大社の神あかり訪問後に寄り道してきました。(なので紅葉の状況は10月中旬のものになります。)

まだ紅葉には早い時期ではありましたが、とっても神秘的でしっとりとした雰囲気が良かったので紹介しちゃいます。

撮影:Funazushi-maru

胡宮神社って?

ちなみに「胡宮神社」、知っている人はかなり少ないのではないでしょうか?そういう僕も「神あかり」について調べるまで最近まで知りませんでしたので…。

場所は多賀大社から車で5分程度のところにあります。こちらの神社、なんと名神高速道路の多賀SAからも徒歩でアクセスが可能なんです。

今回僕はは多賀大社から車で立ち寄りました。

撮影:Funazushi-maru

駐車場のある裏参道から入ると、まだ緑が多いカエデの木がライトアップで金色に輝いています。

この時期だとまだほとんど人がいないので、独り占め状態ですね。

胡宮神社のあるこの地域を昔から「敏満寺」って呼んでいます。そうです。ここには聖徳太子が開祖した大きなお寺があったんです。

正確にはこの神社のある山全体に比叡山のような一大宗教施設群があったんです。この神社はそういったお寺の鎮守社でした。

ところが、歴史好きな方ならよく知っている織田信長の近江侵攻の際に、浅井長政軍との戦いの中、このお寺のほとんどが焼けてしまいました。

その後再建されたのがこの胡宮神社だったのです。

幻想的な境内のライトアップ

撮影:Funazushi-maru

神社の境内はちょっとした高台になっていて、眼下に高速道路が走っています。裏参道をゆっくり登っていくと社殿へと続く石段が見えてきます。

撮影:Funazushi-maru

ふりかえると下から続く表参道と石灯篭の列が見事な景観を作り出しています。この両側にあるのもカエデの木で、紅葉のピークには真っ赤なトンネルが現れることでしょうね。

撮影:Funazushi-maru

石段の向こう側にはLED照明によってカラフルに変化する光によって浮かび上がった社殿が…。

撮影:Funazushi-maru

普段では見慣れない色に彩られた社殿に見とれつつ、さらに奥の観音堂へ歩いていくと…

撮影:Funazushi-maru

本堂の中へ入った光が、本堂の窓に映り込んで神社とは思えない感じに。

撮影:Funazushi-maru

観音堂の前には無数の石仏達…

石仏達もライトアップされ、現世から離れた異世界へと誘っていくれているようです。

撮影:Funazushi-maru

胡宮神社では2018年11月23日(金)から11月25日(日)までの期間は、「神あかりスペシャルデイ」と題して、ナイトツアーや演奏会などが実施されます。

ライトアップされた紅葉と共に楽しむ音楽や狂言なんて素敵ですよね。

僕も今月はもう1回胡宮神社へ行ってみるかな。

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