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タイの11月の風物詩、灯籠流しの「ロイクラトン」。例年11月に行われる催事で、今年は昨日(22日)にバンコク各地で賑わいを見せました。
ロイクラトンとは
タイのお祭り「ロイクラトン(Loi Krathong Festival)」。バナナの葉で作られたクラトン(灯篭)を水辺に流して農作物の収穫へ感謝を捧げ、罪を洗い清めるという一年に一度行われる風習です。
毎年、旧暦の12月の満月の夜に催される「ロイクラトン」。バンコクでは、今年は11月22日行われました。私marie(マリー)が当日向かったのは、BTSアソーク駅からほど近い場所にある「ベンシャキティ公園(Benjakiti Park)」です。現地には18時台の到着で、ちょうどお勤め帰りの皆様の帰宅ラッシュと重なった時間ということもあり、駅構内はかなりの混雑でした。
主要道路もやはり渋滞だったようで、距離によってはタクシーではなく、一駅くらいなら徒歩で向かうのも一つの正解だと思います。
さて、公園の最寄駅であるBTSの「アソーク(Asok)」で下車し、そこから徒歩で現地に向かいます。尚、この公園へは、地下鉄のMRTからもアクセス可能です。道中、通路にはクラトン(灯篭)を売る屋台が並んでいました。小さな女の子の関心を引きそうなクラトンから、ランの生け花も美しいクラトンまで、そのセレクションは様々。安いものでは30バーツ、日本円で100円ほどから販売されています。
現地の公園に到着すると、池にはキラキラとクラトンの明かりが浮かんでいました。比較的早めの到着だったからか、公園内には往来の人もそれほどすし詰め状態でもなく、程よい距離感覚で楽しむことができました。
あちらこちらで、火を灯したクラトンに深いお祈りを捧げながら水に流す光景が見られます。バンコクでは、年齢が若い方々も立ち止まって祠に手を合わせたり、日常的にお祈りをしているのを見かけますが、その度につい胸が熱くなってしまいます。
灯籠流しのスポットでは、一年に一度の行事なのにも関わらず、流す灯篭が生花でもリーズナブルなのが良心的です。ご旅行でいらした方や外国人でも、カジュアルに参加できるのが良いところ。ランは日本では高価で非日常的な花なので、この機会に生花を選んでみるのもタイの思い出になりますね。他にもジャスミンなど、「タイならでは」の南国らしい生花をあしらったクラトンがあるので、来年参加予定の方はぜひそういった香りも楽しめそうなクラトンに注目してみてはいかがでしょうか。
私が前年参加したチャオプラヤー川エリアは、この場所の比ではないほどの混雑ぶりでした。穏やかに「ロイクラトン」に浸りたい場合はこちらの公園がオススメです。
さて、今年も残り少なくなって参りました。皆様にとって、2018年が充実した思い出深い日々でありますように!ハッピー ロイクラトン☺︎